寺崎八十四石米

地産地消に向け、美味いと評判を呼んだ地元の米を「八十四石」の名とともに蘇らせるため、見える米づくりを紹介していきます。

雑草との闘い

2023-05-28 21:15:14 | 米づくり
穏やかな八十四石の水田風景、稲の色もだんだんと濃くなってきました。


気候によるものなのか?今年はアオミドロと呼ばれる藻に悩まされた農家は少なくありませんでした。
下の画像は我が家の田んぼ、農薬使えば早く除去できましたが、化学肥料を減らすとともに農薬を極力使わないプチオーガニックに挑んだこともあって、意地で落水させたんです。


そんな田んぼは今こんな状態に・・・
だいぶ欠株が生じ、生育に相当遅れが見られます。
減収が予想されますが、美味いと同時に安心安全なコメをお客さんに届けたい一心、山田正彦元農水大臣の「食の安全を守る人々 」を観てのこと。一軒の農家がしたところで意味ないかもしれませんけど。意地です。

そんな中、雑草との闘いは既に始まってます。
昨年は春から4回の畦草刈り、今年も覚悟せねば・・・
端からは簡単で楽に刈ってるように見えるようですが、特に方向を変えるときなど、これが意外と力使うんです。疲れますよ。

こうして今日は日没近くまでの作業、マジ疲れたわ・・・

今年も悩まされてます

2023-05-16 12:44:28 | 米づくり
なにやら気持ち悪い緑色した物体が田んぼの表面を覆ってます。
これはアオミドロといって水温が 20℃ほどで多発する藻類で、田植え直後に多発すると稲をなぎ倒したり、肥料養分の収奪などで稲の生育が抑制されてしまいます。

毎年発生しますが今年は、特に気候の所為でしょうかハンパじゃありません。
そこで昨年同様に水を抜いて表面に浮いた藻を土に貼り付けることにしました。



3日ほど経つとこんな状態に、地面にシミになって見えるのがアオミドロ、しっかり張り付きました。稲が可哀想なんで直ぐにでも水を与えてやらねば・・・。

本当はこんなことしなくても農薬使えば綺麗に消えてしまうんです。
まして稲が水をほしがる大切な時期なのに、でもお客さんの中には安全性を求める方もいるし、そんなことから極力薬使わないようにしています。


そしてこの水田、実はオーガニックに少しでも近づこうと化学肥料を減らしてコメ糠と鶏ふんを投入した田んぼなんですが、他に比べて特にひどい状況になってしまいました。肥料過多なんでしょうか?
農薬使うべきか悩んだんですが、悔しいので先日、手作業で取り除いたんです。当然すべて綺麗に除去出来ませんけどね。
さて収量はどれくらい減ってしまうのか、検証しなければ・・・。

メイストリーム?

2023-05-06 12:06:20 | 米づくり
水田に張った水が適正かどうか朝の田まわり、今日は恐る恐る見回りました。
というのも、ここ佐倉市は昨日から強い風に見舞われていまして、昨晩は風の音で何度目が覚めたことか。

そして今日は昨日以上の風が朝から吹き荒れてたので水も気になりますが、のぼり旗が心配で出かけたんです。



すると何とか全部頑張ってくれていましたが、見るからに辛そうなのぼり旗。

とおもってたら1本見えなくなったんで見に行くとこんな状況に・・・

せっかく晴れてるのに、ちょっと悔しいですが、すべて撤収しました。
明日からは風も少し弱まるようですが雨予報、2日後くらいに再び掲げたいと思います。

田まわり

2023-05-04 20:57:08 | 米づくり
朝6時の田まわり、ほぼの田植えを終えた八十四石の水田は、うっすらと緑色に・・・。
これから日を追うごとに濃さが増していきます。


そして中干しまでの約一ヶ月間は、田んぼの水の管理が重要になってきます。

特に移植(田植え)した苗が水に潜った状態だと溶けてなくなってしまったり、また逆に土が見える状態だと雑草が生えたり、稲の生長に支障をきたします。

そのために特に田植え直後の水の塩梅(あんばい)が重要になってくるんです。

ところで田植えした苗は既に稲へと呼び名が変わっています。

そして今日も夕方6時過ぎの田まわり、夕日が綺麗だったんでパチリしました。