寺崎八十四石米

地産地消に向け、美味いと評判を呼んだ地元の米を「八十四石」の名とともに蘇らせるため、見える米づくりを紹介していきます。

よくぞこんなに・・・

2022-01-24 21:11:57 | トピック

これは先日、そもそも木など存在しなかった川土手や幹線道路の法面、
さらに耕作放棄地に出現した樹木を、村の有志12人で伐採している作業風景です。
多分、これらの木は15年ほどでここまで生長したと思われます。
それにしても良く育ったものです。これも八十四石の土地が肥沃な証でしょうか?

自然が一番といっても、このような樹木は野鳥のすみかになってしまうなど、
環境悪化につながります。
当然、米づくりにも支障がありますし、景観も良くないですからね。


さすがにこの木は20年は超えてるのではないかと・・・。
こんな一日掛かりの作業でした。

この日、野良での昼食、みんなでカツ丼弁当を食べながら主な話題は将来のことでした。
かつて美味いと評判を呼んだこの地の米を何としても守りたいという思いも、
米は安く、当然、後継者が減ってしまう現実、この水田はどうなってしまうのか・・・
そんな不安を抱えた問題についてです。悔しいです。

今では規模の大小関係なく多くの稲作農家は同じ気持ちでいると思います。
後継者の心配もなくやりがいのある稲作農業は無理なんですかね。

とかく農家は過保護にされているといわれますが、本当にそうでしょうか。
ここにかねてから農業政策に一石を投じている先生がいらっしゃいます。
「今だけ、金だけ、自分だけ」 の東京大学大学院 鈴木宣弘教授です。
たくさん発信されていますので、ご存じない方は、ぜひ「食の安全保障」の実態を知ってください。

トラクター出動

2022-01-15 23:55:03 | 米づくり
千葉(下総地方?)では、稲刈りを終えた水田の状態を「かべった」と呼びます。

地面が固くなるので漢字では「壁っ田」と書くのかなと思っていましたが、
どうやら「株っ田」からきているような・・・。

そして田んぼを耕すことを、こちらでは「うなう(耡う)」と言います。

終えてなかった田んぼの「かべったうない」の再開です。

雪や雨があったこともあって遅れちゃいました。



このトラクターも古くなりました。今年でたしか23年を迎えるマシンです。
まだまだ活躍してもらわねばなりません。
とても容易に更新できるものではありませんから・・・。

それにしてもコメは安いし、機械や燃料は高いし、
ブランド化目指して専業農家になったものの、これでは実になりません。
考えが甘かったぁ・・・、と考えることしばしばでした。

でも諦めません。



ところでコンビニ販売は・・・

2022-01-10 21:18:47 | PR
PRそして口コミで名前が広がればとの思いで始めたコンビニ販売です。
販売ペースはご想像のとおりです。
しかし新年を迎え元旦に納めた上の5個が一週間で完売となったんです。
意外や意外、お正月バージョン、それとも「八十四石米」シールが効いたのか?

年明け二回目の納品、パッケージを変えてみました。

実はこの米袋は高価なんです。
これまでも赤字で臨んできましたが、イメージを変えてみようと挑みました。
はたしてこの売れ行きは如何に?後日、結果を報告させていただきます。

ちなみにお店は、JR佐倉駅南口の「セブンイレブン佐倉大崎台店」です。

まいった

2022-01-07 20:01:00 | 米づくり
一昨日の天気予報では雪が舞う程度と思ってたら、えらく降ったもんだ。
八十四石に一番乗りもご覧のとおり。残った田起こしする予定だったんだけど、これではまた数日は無理。

それにしてもよく積もったもので五センチは越えてるのではなかろうか。
子供の頃、雪が降ると嬉しかった。竹でソリ作ってよく遊んだっけ。そう言えばここ何年もスキー行ってないなぁ。
雪が積もるとつい子供の頃ようにはしゃぎたくなるんです。新雪を軽トラで走ってみたら、実に気持ち良いではないですか。
でも決して真似しないでくださいね!間違ったら水路の中に・・・

それはそうとして、この雪が溶けて作業が出来るまでは、数日ではすまないかもしれない。まいった。




初参り

2022-01-04 16:15:31 | 地元紹介
あけましておめでとうございます


一昨年までは地元神社の新年参りは、ほとんどしたことがありませんでしたが、
昨年からコロナの影響もあり参拝するようにしました。

ここ寺崎地区には、四つの神社、二十数カ所に及ぶの祠(ほこら) があります。
この祠ですが、かつて三十ほどあったそうです。
そのうちの二社をお参りしました。


この神社は主に家内安全・病気平癒・海運・出世祈願する産土(うぶすな)神を祀った南六所神社です。

こちらは氏神様(うじがみさま)が祀られた神明神社です。
五穀豊穣・商売繁盛・家内安全・学業成就などに御利益があるとされています。

家内安全、五穀豊穣、病気平癒そして早期のコロナ収束を祈願しました。

この神明神社を西(左)方向に進むと、前に紹介しました密蔵院薬師堂があります。

現在の薬師堂は昨年11月中旬から改修工事が始まり、いまは屋根部分の作業中で、
全体を完了するのは今年の9月までの予定となっています。
足場と覆いでお堂の外観を感じとることができません。


細部にわたり足場が組まれているため、内部もわずかしか様子をうかがい知ることができません。
ざぞ手間がかかる作業なのでしょう。


(参考)改修工事前の薬師堂

さらに薬師堂を過ぎた場所(画像中央)には、富士山を模したといわれる高台があります。
草がチョット伸びてしまってるのでイメージがつかめないかな?

この高台は、周辺の地域の中で最も高いといわれる地のようです。


そして頂には浅間様が祀られています。ここからの眺望は意外といいですよ。

北の方向には筑波山を望めます。

これは西方向、中央には富士山が・・・残念ながら雲でうっすらとしか見えませんが、
快晴の時にはハッキリときれいに見ることができます。


そして南の方角にはJR総武本線が見えます。
いまではこの鉄道区間「モノサク」といわれる鉄道写真家のメッカとなっていて、
多くの撮り鉄さんが訪れるポイントになっているんです。

この総武本線は寺崎隧道(トンネル)ができる前の昭和43年までは、
ここ寺崎の山すそを迂回して、単線の線路を蒸気機関車やディーゼル車が走っていました。

こんなのどかな我が村です。薬師堂の改修工事が完了しましたら是非いらしてください。