寺崎八十四石米

地産地消に向け、美味いと評判を呼んだ地元の米を「八十四石」の名とともに蘇らせるため、見える米づくりを紹介していきます。

酪農家が危ない!

2023-01-24 19:00:45 | 農家が思うこと
こんな不条理なことありますか!
かつて評判を呼んだ地元のコメをPRして販路拡大に繋げようと挑んでいるなかで農業全般の情報収集もしてきました。

そして居ても立っても居られなくなったので投稿します。

 コメは保存が利きますが生乳はそうはいきません。ミニマムアクセスやカレントアクセスなどと分かりづらい制度、現在も乳製品やコメは輸入されている状況です。生乳を乳製品にすればいいではないか!どうして安全安心な国産品を犠牲にするのでしょうか?

井戸の湧き水対策

2023-01-15 23:06:19 | 米づくり
昨年の秋からジメジメしていた田んぼ、今年に入り水が広い範囲で溜まった状態になってしまいました。近年同じ現象が他の田んぼでも起きていたんです。

その昔、用水路が整備されていなかったころ、井戸を掘ってその湧き水で稲を育てていたそうで、この田んぼも井戸から汲み上げる竹筒が破損したようです。その当時は、水温が低いために収量はかなり低かったとか・・・。
今回は田んぼに湧いてしまった湧き水の対処方法について紹介します。


地元農家が頼るサダオ先輩が水源を掘ってくれました。竹片が幾つか確認できましたが、残念ながら竹筒は劣化が進んでしまったのでしょう、現れませんでした。
先輩は竹筒があれば、塩ビ管のL型のエルボーと塩ビ管を使って直接排出できたけど水枡に集めて流せば問題ないよ、とアドバイスしてくれました。

そこで挑戦!これからは自分でやりましたよ-!!
枡の設置位置、あまり低すぎると排水口を土で塞いでしまうし、高すぎれば耕運作業などで機械が舛に触れてしまいます。慎重に判断して取り付けました。


そして井戸水も元気に流れてくれてます。先ずは位置に問題ないかと。


あとはユンボ(パワーショベル)で埋めていきます。実は、過去に自分で暗渠や整地作業でユンボを操作してたので自信あるんです。でも何といってもバケットを地面と平行に移動させるのが今でも難しいですね。そして今日はまだ土が緩い状態なので、ざっと埋めて地が固くなったら踏んで固める予定です。

地味な作業ですが、こうして協力し合って弱小農家は頑張ってます。近隣のみなさま地産地消にご関心を・・・!




本当に田んぼから水が湧いていた!

2023-01-08 18:26:14 | 米づくり
前ブログからの続きです。
昨年の収穫ころから一部ジメジメしてた田んぼ。晴天が続いてたにもかかわらず、一向に水は無くならず逆に増してるような・・・。そこで畦を切って様子を見てたら、だんだん排水が進み問題のポイントが判明しました。滾々と水が湧いてます。サダオ先輩が修復工事を快く受けてくれたので安心してますが、さてどうやってするのだろう?
 

仕事始め

2023-01-07 20:34:45 | 地元紹介
新年を迎え今年も地元の神社と祠(ほこら)をお参りしました。
その道中には銅板屋根に葺き替えられた密蔵院薬師堂があります。改修工事に遅れが生じてましたが、もうすぐ完了する予定です。キラキラ輝いてた屋根は段々と赤みを帯びてきました。やがては緑色に変わっていくのでしょう。現在は犬走りの作業のようです。

そして我が村の頂き(通称寺山)からは、今年もうっすら富士山を拝むことができました。




1月5日には年明け初めて田んぼの様子を見に行ったんです。というのも稲刈りのあと、一部箇所に地盤が緩い田んぼがありまして、気になっていたんです。このところ長く晴天が続いたので、さぞ水も捌けて地も固まってるだろうと見に行くと・・・、なんじゃこりゃー状態。
水が捌けるどころか、むしろ水増してんじゃねーの?

ということで、とにかく排水せねばと畦を切ることに。仕事始めは例年にない作業となりました。


実はこの現象、数年前から他の農家の水田でも起こっていたんです。どうしてこんなことになったのか、村の先輩方に相談したところ、その原因というのは詳細な年代はわかりませんが、昔は田んぼに井戸を掘って(上総掘り?)節を抜いた竹の管を入れて湧き出る水で稲作をしていたそうです。その後、耕地整理で用水路が作られた際、竹の管に蓋がされましたが地震などで管が破損して水が湧いてしまったということです。
さてどうやって対処するか・・・、そうだサダオ先輩のお力を借りるほかない。