春江美術館・画廊春 (彫刻家 奥村信之・描く詩人 水村喜一郎作品常設) 

春江美術館・画廊「春」作品展示の様子を 画廊犬コテツと共にお伝えします。

5日まえのゴーヤ

2014年07月22日 | 絵と美術

描き始めて5日、ようやく筆を置きました。

強烈な日ざしを浴びて育った夏野菜でさえ このように朽ちていくものですね。

3日めあたりから 頭に残った残像を頼りに描き進めてきました。

かって デッサンはしたことがあるのですが いつか色を使って描いてみたいと思っていました。

画廊を始め 時間に余裕ができたのでやっと描くことができました。

ただ 歳を重ねた分 感覚が鈍くなってきているので ペースをあげようと思っています。

 

ゴーヤに比べて 根菜類は腐らないですね。

小6のKさんが描いてきたタマネギは暑さに負けず元気そのものです。

何て美しい水彩でしょうか。親爺は負けました。

小6くらいから 写実の基本を勉強すると いいかかも知れませんね。

こうした方がいいよ・・・といった話が 素直に飲み込め、上達が速いです。

 

小6くらいから塾生を募集しますので お問い合わせください。

 

 

コメント

アトリエハチゴロー(13)  YさんとKさんの作品

2014年07月19日 | 絵と美術

今週のYさんの画題は、昨日ご紹介した川本さんの

耳付き花入れに生けた百日紅と白粉花です。

 

立体的に形をつかもうとされるようになられました。

はじめられてまだひと月ちょっとですが すごい進歩です。

このまま 力をつけていかれると 自分らしい作品が描けるようになると思います。

 

土曜日には新しく小学6年生のKさんが画塾に来られるようになりました。

今日は私と一緒に野菜のスケッチです。

Kさんはタマネギ、私はゴーヤを描いています。

若くて新鮮な感覚は 見ていて気持ちがいいですね。

今日はタマネギを中心にスケッチしました。色がみずみずしいです。

次回は周りの様子を描き込みます。

きょうも よく寝るコテツです。

ところで 第2回企画展は あと2日間となりました。

面白い版画がたくさん展示してありますので 皆様おいでください。

 

コメント

耳つき花入れ-川本良徳 名品です。

2014年07月18日 | 絵と美術

私の画廊で扱わして頂いています 川本さんの花入れです。

彼の一滴窯(登り窯)で焼いた 灰被りの逸品に 夏の花を生けてみました。

花は百日紅と白粉花です。

少しへたれた器の形、灰被りの模様、景色、自然釉の色・・・・

花入れだけで眺めていたときと比べ とても美しい。

野性の花がとてもよく合います。使ってみてこそ美が生きます。

これは まさに名品といえるのではないでしょうか。

惚れ込みました。売るのが惜しくなりました。

今日は この花を描いてみました。

Yさんと一緒に 描きました。(Yさんの作品は 明日紹介します。)

百日紅は とても難しい題材です。きゃしゃな花弁の描写に苦労しました。

花の美しさがなかなか表現できませんでしたが 筆を置きました。

「百日紅の花」 ガッシェ 

今日のできは よくないです。

明日もう一度挑戦してみましょうか・・・

 

コメント

モハメッド・ユヌス illusion-1

2014年07月18日 | 絵と美術

 モハメッド・ユヌスと検索すると まずノーベル平和賞を受けた銀行家がヒットします。

wikipedhiaより引用

英国統治下にあったバングラデシュの南部チッタゴンの宝石店の二男として生まれる。チッタゴンカレッジを経て、ダッカ大学で修士号を取得し卒業。フルブライト奨学金を得て渡米し、1969年ヴァンダービルト大学で経済学の博士号を取得した。テネシー州で同郷の友人とともに「バングラデシュ市民委員会」を組織、祖国の独立を支援した。 1969年から1972年までミドルテネシー州立大学で経済学の助教授を務める。その後、バングラデシュ独立の翌年の1972年に帰国し、チッタゴン大学経済学部長に就任した。1976年に貧困救済プロジェクトをジョブラ村にて開始し、銀行に融資するように働きかけ自ら村民の保証人にまでなったが、銀行の融資は受けられず、1983年に同プロジェクトはバングラデシュ政府の法律により独立銀行(政府認可の特殊銀行)となる。無担保で少額の資金を貸し出すマイクロ・クレジット。8万4000村で558万人ほどの貧しい女性を主対象に貸し出している。このマイクロ・クレジットは貧困対策の新方策として国際的に注目され、主に第三世界へ広がっている。 グラミン銀行は多分野で事業を展開し、「グラミン・ファミリー」と呼ばれるグループへと成長をとげた。2006年のノーベル平和賞が授与された。

今回ご紹介するのは バングラデシュ出身の画家 Mohammed Eunus の illusionという

油彩です。

号数でいうとM15くらいでしょうか。板に描いてあります。

なかなか面白い作品で数年前に購入しました。

画家の略歴等は調べてみると 世界各地で個展を開催しています。

Puburic collectionも多く

Bangladesh National Museum,
Fukuoka Art Museum, Kyoshu, Japan.
Bangladesh Silpokala Academy (National Academy of Fine and Performing Arts) Bangladesh, Sudo Art Museum, Tokyo, Japan,
Kimura Art Museum, Tokyo, Japan,
Many Prestigious Galleries, and private Collections in Bangladesh and abroad

・・・

と それなりの評価が高い画家です。

日本では ピカソやゴッホなど 世界的に有名な画家を除いて、外国籍作家の評価が

低いのは何故でしょうか。

一つは 言語、文化の違いによる 島国根性的なものの見方があると思います。

私は この絵は Kazuki Yasuo の 私の地球シリーズに 通じるものがあると

思っています。

昨日 画廊春の 正面に掛けました。

一人で 絵に見入っては 楽しんでおります。

 

この子は 絵には興味がありません。いつも昼寝をしています。

時々夢を見るのか 寝言を言っています。

 

 

コメント

コテツの業務と素晴らしいお客様

2014年07月16日 | 柴犬

画廊春は午後から開業です。午前中はコテツが番犬業務をしています。

こちらは業務に就く前の姿です。(奥の絵は栗原一郎です。)

ところが 昨日 午前中に高齢のお客様がみえました。

コテツとしては張り切って仕事に精出しました。

あまりに激しく吠えたてるので 何事かと玄関へ見に行くと 吠えたてるコテツの前に

お爺さんが 何事もないかのように立っておられましたのでこちらが驚かされました。

いや実に肝っ玉の据わった 上品なお爺さんで恐縮してしまいました。

じっくりと画廊の作品を見て頂き お話しをさせて頂きますと 亡くなった父の同級生ということで

私の知らない父の話も聞かせて頂くことができました。

さらに驚かされたのは、展示してある難波田龍起さんのことをよく知ってお見えになったことです。

なかなか 絵に詳しい方でないと、抽象画家の名前や作品まではわからないのが普通ですが

失礼ですがご高齢の方なのによくご存じなのに驚かされました。

 昨日も絵がお好きだというご婦人が 新聞を見たと言うことで来て頂きました。

熱心にじっくりと鑑賞して頂きとても嬉しかったです。

今回は版画の展示と言うことで 油彩や日本画と違ってなかなか足を運んで頂けないのですが

技法が版表現というだけで 作家の想いは十分に伝わってきます。また本画と違い 値段も手頃ですので

コレクションをはじめるには丁度よいと思います。

 

小川淳子「河骨(コウホネ)」110×80mm 木口木版

桜の木口に彫ってあります。実に精緻な仕事で、刷りも美しくまさに版画家の版画です。

新品の額に額装して 価格は16000円で展示しています。

 

版画は気軽に本物を所有できるコレクションです。

ほかにも素晴らしい作品を展示しておりますので 気軽に足をお運びください。

 

 

 

 

コメント