一言で言えば 具象、写実は彼の資質です。
グレコやマンズー、ファッチーニを意識して モダンな写実彫刻を造っていた
時期もありましたが きっと心の底でくすぶるものがあったと思います。
師であるエミリオグレコが見抜いたとおり、彼は具象彫刻の道を究めます。
学生時代から抜群の造形力が備わっていた奥村氏にとって正に水を得た魚のように
具象彫刻の王道をを突き進みます。
腰掛ける女
昨今 抽象的な作品やカリグラフィー的な作品が人気があり もてはやされる傾向があります。
時代の流れといえばそうですが 何かはかないものを感じます。
今後50年、100年後に どれだけのものが残っていくのでしょうか・・・。
何千年と継承されてきた技術と伝統に立った作品には 重さと深さがあります。
奥村氏は流行に流されることなく 確固とした様式を確立した優れた芸術家といえます。
奥村信之展 皆様のご来場をお待ちしております。
画廊春は大垣市藤江町4-14にありますが はじめての方は皆さん道に迷われます。
大垣市ドラッグユタカ旭町店の裏(北側)にありますので そこを目印に来て頂けるとよくわかります。
お待ちしております。
Tel 0584-78-0043 画廊春 代表 田渡達久