長編ドキュメンタリー映画「ひめゆり」上映会
多摩平和イベント実行委員会が2007年の8月に多摩市で開催する平和イベントです。8月11日(土)に映画「ひめゆり」を上映します。ひめゆりの学徒として、生き残った方々が重い口を開き語っている証言集です。12年もの間、柴田監督が丹念に取材してきたものです。あまりにむごい体験が22人の人々の口から語られます。是非、ご覧ください。チケット購入ご希望の方は、下記サイトで購入できます。
日時: 2007年 8月11日(土曜日)
会場: 多摩市立永山公民館5階ベルブホール
交通 : 京王線・小田急線永山駅下車徒歩5分
上映スケジュール
1回目 開場10:45/上映11:00~ 映画「ひめゆり」
2回目 開場13:30/上映13:45~ 映画「ひめゆり」
トーク16:00~(40分) 柴田 監督
3回目 開場17:15/上映17:30~ 映画「ひめゆり」
トーク19:45~(40分) 柴田 監督
鑑賞券
前売券 大人 1000円/18才以下 500円
当日券 大人 1200円/18才以下 700円
※当日券は、残席がある場合のみ販売
チケット販売
永 山:ベルブ永山3F「あしたや」(はらっぱ内)
諏 訪:「あしたや」(諏訪商店街)
多摩センター:福祉ショップ(バスロータリー)
桜 ヶ丘:ヴィータ7F喫茶「風」
チケットネット予約申込 へ
http://taenoha.com/tamaheiwa
7月14日には、プレイベントとして、元日本テレビ・ディレクターの森口 豁さんの二つの作品をビデオ上映しました。一つは、「ひめゆり戦史 いま問う 国家と教育」1979年/43分 です。
なぜ、女子生徒らによるひめゆり部隊が結成されたのか。また、圧倒的な火力と物量の前に北部の壕に追い詰められ、ひめゆり部隊にも解散命令が出された時、壕を放棄したのは、日本軍の指示によるものだったのか、日本軍に壕から追い出されたひめゆりや沖縄の人々。集団自決に追いやられたのは、何故なのか、
ビデオは、ひめゆり部隊の結成を考えたのは、日本軍によるものなのか、沖縄県の指示によるものか、学校長の判断によるものか。取材は、当時の参謀本部につとめていた将校、また、当時の沖縄県庁の役人、さらに当時の学校長や教員をあたる。
当時の校長は、今は、東京の杉並で暮らす。立派な門構えの家に校長は住んでいた。インタビューにあたり、校長は、テレビカメラを止めるよう求める。沖縄県の担当者は、日本軍の指示により、県と日本軍との契約を取り交わしたと証言する。一方で、参謀本部の将校は、これは、県から申し入れられたこと、と話す。
しかし、インタビューの問いかけと応答を見ていると、軍の関与は、明らかだったように感じる。それにしても、ぬくぬくと「平和」を享受しすぎだろうと思うのは、私だけではあるまい。
「空白の戦史 沖縄住民虐殺 35年」は、日本軍が沖縄の人々をいかに差別していたか、沖縄の方言を話すものは、スパイ。当時の日本軍が沖縄の人々をどう見ていたのか、このビデオは、事実をあますことなく明らかにしている。当時の日本軍通信兵が、謝罪の旅に訪れる。虐殺の地に、ひれ伏す。日本刀での惨殺、銃剣による刺殺。あまりにむごい。
上原 成信さん(沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック)からは、沖縄の基地の今、特に辺野古の海上基地建設への反対運動や教科書から消された「集団自決」をめぐる真相など、いまの沖縄が抱える問題についてもお話いただいた。
当日上映されたドキュメンタリーの内容をこのブログで、もう一度確認することができて、よかったです。
参院選と新潟の地震のニュースで、沖縄の現状が本土になかなか伝わってこないのが、じれったくて仕方ないです。
そんな沖縄の危機的状況を「ひめゆり」の柴田監督がブログで紹介していましたので、同じ内容をトラックバックさせていただきました。
8月11日の上映会、楽しみにしています。ありがとうございました。