わが大地のうた♪

NPOグリーンウッド代表理事:辻英之(だいち)が今、南信州泰阜村から発信する炎のメッセージと…日々雑感!

しんの被災地支援報告

2011年04月21日 | 震災支援:ボランティア派遣
事務局長しんです。

 4月20日より、被災地支援の活動のため「信州こども山賊キャンプ」のボランティア3名と共にふくしま県に入りました。
 その前日は千葉県柏市の実家に宿泊。テレビでは東北の地震被害が大きく取り上げられていますが、私の実家も玄関前の階段や庭のタイルにひびが入るなど、やはり多少の被害があったそうです。また別件で北千住の大学に打ち合わせに行った際、屋根瓦が落ち、いまだにブルーシートで屋根が覆われている家も数件ありました。
 地震の少ないやすおか村にはない空気が流れています。

 さて本日は勿来地区のボランティアセンターに行き、ボランティア活動をしてきました。
 ここは民間で運営し、地域のニーズを聞いて、それぞれにボランティア派遣をしております。今日は平日にも関わらず40名以上の方が集まっておりました。
 ボランティアをしてみて驚いたのは、そのニーズの幅の広さです。屋根瓦の片付け10分程度で終わる仕事もあれば、一方では崩れたブロック塀の片付けが半日かけても終わらないという状況。一口に地震といっても、それぞれの受けた被害は千差万別で、そこに寄り添いながら活動することの難しさも感じました。

▼ボランティア活動に参加


 現地の方ともたくさんお話しましたが、口をそろえて言うのは、福島の風評被害についてです。物資をお願いしても、福島だからと運転してくれる人がいないということもあったそうです。またいわきナンバーをつけた車では県外に出るのは憚られる雰囲気もあるそうです。天災だけでなく、人災が福島の方を苦しめている現実も目の当たりにしました。

 昨晩は、絶え間ない余震で予想以上に眠れませんでした。これも現地に来なければわからない感覚でした。テレビの映像は被災地の状況をわかりやすく伝えてくれます。しかし一方でそこには映し出されない現実がもっともっとあります。思いをはせることも必要ですが、それ以上に自分の目で現実を知ることの重要性を改めて知った被災地訪問でした。

事務局長 しん

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