わが大地のうた♪

NPOグリーンウッド代表理事:辻英之(だいち)が今、南信州泰阜村から発信する炎のメッセージと…日々雑感!

いわき再訪

2011年06月22日 | 震災支援:ボランティア派遣
いわき市を再訪しました。これで4回目です。
 
 今回は、NPOグリーンウッドの震災支援の一つである「信州こども山賊キャンプ」への被災児童招待のため、福島に打合せに来ました。その報告は後ほど(別途ブログにアップ)にして、打合せの後にいわき市の海岸を巡りました。

 まずは、いわき市の中でも津波被害の大きかった久ノ浜地区。犠牲者も多数出た集落です。いわき市の北部にあり、原発の南30キロ付近にあります。道路沿いはかなり瓦礫の撤去が進んでいました。

▼久ノ浜漁港。それでもまだこんな感じ(写真をクリックすると拡大できます)



 いわき市を南下して、豊間地区。ここも多くの犠牲者を出しました。
 4月8日にこの地区を見ていますが(4月8日ブログ参照)、今は重機で瓦礫を本格的に撤去している最中です。瓦礫が片付けば片付いたで、荒涼とした雰囲気になります。


▼道路がきれいになった(写真をクリックすると拡大できます)



▼これで「スッキリしたかも」と想うのだからその当時は・・・(写真をクリックすると拡大できます)




 この日は晴れましたが、前日はバケツをひっくり返したような豪雨。
 私たちも、行く手を阻まれ、まるで被災地から拒絶されているようでした。
 地震、津波、原発、風評、豪雨・・・。風光明媚な温暖な地いわきは、いったいどこに行ってしまったのかと思います。

 海岸線沿いの津波被害の状況よりも、今回目についたことは、耕作しない田んぼがあちこちにあることでした。株があるので、明らかに昨年までは耕作していた田んぼです。
 海岸線沿いは、津波浸水で塩分が入ったため、耕作困難なのだと思います。
 それが、海岸から遠くはなれた場所でも目立つのです(写真がないのが残念)。

 聞けば、放射線の影響で耕作を断念したということです。

 もともと、「今年はつくっぺかな~、どうすっかな~」と想う高齢者が多かっただけに、これを機に止める人が多いのだとか。

 目に見える瓦礫撤去のスピード。
 目に見えない放射線の影響。でもその影響が、目に見えるようになってきました。

 次にいわきを来訪できるときには、どのようになっているのでしょうか。心配になります。

 このいわきからも、信州こども山賊キャンプにこどもを招待します

代表 辻だいち


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