わが大地のうた♪

NPOグリーンウッド代表理事:辻英之(だいち)が今、南信州泰阜村から発信する炎のメッセージと…日々雑感!

里帰り

2014年04月04日 | 震災支援:山村留学へ長期受け入れ
今日は、暮らしの学校「だいだらぼっち」(1年間の長期山村留学)のこどもたちが、村役場を訪れました。

村長さんはじめ役場職員の皆さんに、1年間お世話になりますと挨拶をする日です。

今年のこどもたちは18人。

全国から集まってきています。

「福岡市から来た・・・」

「1年でやりたいことは・・・」

こどもたちは一人ずつ、どこから来たのか、この1年で何をしたいのかなど、役場職員の皆さんにしっかりと挨拶をするこができました。

もう毎年恒例となったシーンです。

こどもたちの保護者、そしてスタッフも全員挨拶をしました。

最後に村長さんが、こどもたちに激励の言葉を送りました。

こどもたち、ピシッとしてましたよ(笑)。

▼こどもたちを、村長が迎えました



さてさて、それだけではありませんでした。

私の後にあいさつしたのは、中学3年のレイ。

2011年6月~2013年3月まで1年10ケ月間、福島から受け入れた被災児童です。

春休みを利用して、暮らしの学校「だいだらぼっち」に遊びに来てくれました。

「お世話になりました。中3になりました。今回は泰阜村に里帰りです」

たどたどしいけれど、素敵な挨拶でした。

中3の子が「里帰り」。

その言葉を聞いて、村長をはじめ役場職員はみんな大喜びです。

「泰阜村ができる支援は、こどもを受け入れることだ」

と、身の丈にあった支援として、被災児童を山村留学で受け入れることを決断した泰阜村。

それを地道に、今年も続けている泰阜村。

今年度も、千葉県で液状化の被害にあった被災児童を受け入れています。

受け入れという意味は、こどもを山村留学で預かり(NPOグリーンウッド担当)、その費用は村が負担し(泰阜村担当)、こどもの学校教育は村の小中学校が受け入れ(学校担当)、そして地域住民が土台からそれを支える、ということです。



レイと一緒に村長さんのところに改めて挨拶に行きました。

いつもは舌鋒鋭い村長さんですが、レイの成長を見て「大きくなったな~」と目じりが緩みます。

村の支援は間違っていなかった。

そう言わんばかりの笑顔でした。

▼こんな感じで、こどもが対等に村長さんと語る雰囲気があります



▼素敵なツーショット


ということで、レイと泰阜村長のツーショットです。

本当に素敵です。

支援が織りなす豊かな縁。

私はこれを「支縁」と言っています。

泰阜村とレイは、一生つながります。


レイ、おかえり。

代表 辻だいち


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