わが大地のうた♪

NPOグリーンウッド代表理事:辻英之(だいち)が今、南信州泰阜村から発信する炎のメッセージと…日々雑感!

【みやましいじゃねえか】 ~氏子総代3年目のおつとめ~

2016年12月25日 | 泰阜村のソコヂカラ
今日はクリスマス。

だけれども、集落の神社役員作業。

この3年間、氏子総代をつとめていて、今年が任期最後の年だ。

この村で生まれたわけでもないのに氏子総代である。

24年住み続けてきて、信頼されてきているのかもしれない。






今日は氏子総代が集まり、早朝から元旦祭のための準備である。

元旦祭とは、年が明けた瞬間からの神事のこと。

神聖な榊の枝を山に入って伐ってくるところから始まる。

榊は、鳥居や神殿に飾り付ける他。玉ぐしなどに使う。

読んで字のごとく、木へんに神と書く。

神社に戻ると、今度は総代長から「じゃ、5メートルの注連縄(しめなわ)3本作って」と。

簡単に言っているが、鳥居や神殿用の大注連縄を作るには大人4人がかりの労働である。

なにせ1年ぶりの作業。

長老格も「あれ? こうだったかな?」と頭をひねっている。

あ~でもない、こ~でもない、と試行錯誤を続けるうちに、ようやく調子が出てきた。

3年目にして、総代長から「こりゃあ、みやましい出来じゃねえか」と褒められるような注連縄ができた。

「みやましい」とは、泰阜村の方言で、“すばらしい”とか“見栄えがいい”とかいう意味である。

神殿の掃除や飾り付け、大晦日の夜を過ごす準備などもすべて済ませて、やっと神様を迎える準備が整った。








この準備、すべて手作りというところが本当にすごい。

まさに“みやましい”準備だ。

今年も神社の寒すぎる境内で年越しする。

集落の人々と一番早く新年のあいさつができて、それはそれでうれしいことだ。

泰阜村田本地区、田本神社。

皆さんも初詣に来ませんか? 

地元日本酒の樽酒振る舞いますよ♪

それにつけてもクリスマスの日に神社祭準備。

ま、どっちも神様だからいいか。


代表 辻だいち


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