わが大地のうた♪

NPOグリーンウッド代表理事:辻英之(だいち)が今、南信州泰阜村から発信する炎のメッセージと…日々雑感!

バス責任者のボランティアの声

2013年01月07日 | 震災支援:山賊キャンプ招待
山賊キャンプに招待した福島のこどもたち、昨日、福島に帰っていきました。

福島のこどもたちを、福島から南信州泰阜村まで600㎞以上、運んでくれた人がいます。

福島のバス会社の運転手と、青年ボランティアです。

今回は、青年ボランティアの声を紹介します。

彼女のキャンプネーム(あだ名)は、よつ。

彼女は、1月2日にいわきに入り一泊。

1月3日に福島のこどもたちをバスで泰阜まで連れてきて、そのままキャンプのボランティア。

そして1月6日には、福島のこどもたちを福島までまた運んでくれました。

そこまで彼女を衝き動かした想いはなんだったのでしょう。

以下、コメントを紹介します。



「言葉がちょっとちがうだけで、あとは何も変わらない友だちだ。」

これは、キャンプの振り返りの際に東京組の子どもが言った言葉です。

今回のキャンプは、まさにこの言葉につきると思います。

私が今回のキャンプで福島の子ども達がくることを知ったのは、福島のバス責任者を頼まれたときでした。

キャンプが近づくにつれて、何としても福島の子ども達に「楽しかった!」と言ってもらえるようにしたいと思っていました。

でもいざキャンプが始まると、どこからきたのかはあまり関係ありませんでした。

いつも通り子ども達と一緒に遊んで、ごはんを食べて、いっぱい悩んで、チャレンジして…。

私を含めどの相談員さんもそうやって過ごしていました。

それがきっと子ども達にとってよい姿なのだろうと、途中から思っていました。

そう思わせてくれたのは、何よりも子ども達の姿でした。

私が当初考えていたことは決して悪いことではないだろうけど、ある意味特別視していたのだと思い、今は反省しています。

いつものキャンプみたいに、精一杯子ども達に寄り添うことが実はいいことなんだ、ということを子ども達や、他の相談員さんから教えてもらいました。

だから冒頭に載せた子どもからの言葉は、私にとって価値のある言葉なのです。

山賊キャンプで今回も大きな学びがありました。本当にありがとうございました。



みんな違ってみんない。

NPOグリーンウッドの基本理念は、「違いを豊かさへ」です。

被災地のこどもを支援するキャンプ。

でも、被災地のこどもだけのキャンプにはしない。

それをこだわってきました。

福島のこどもも、東京のこどもも、名古屋のこどもも、信州のこどももいていいキャンプ。

そこでこそ学び合えるものがあります。

こどもたちはもちろん、青年ボランティアもそのことを学びました。



一歩踏み出せば、そこに学びがある。

よつ、ありがとう。

その学びを、次の学びにいかしてほしい。

「支え合い」から滲み出るように産まれる学び。

次につなげよう。


代表 辻だいち




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