緑の切妻屋根の家が建つ

60代も後半になり、ひょんな事から一人住まいの実家を建て替えることになりました。

お金の使い方 その1

2024-06-03 16:28:10 | 家を建て替える

 私は今これまでの自分の人生でないほどの大金を一気に消費しようとしている。いや、その大金の全額の2/3をもう既に消費した。何か本当に考えられないことだ。

 昨年、長男への生活への支援が必要になったが、コロナ終束と共に本業が出来るようになり、2ヶ月の支援ですんだ。だが、しかしそれをきっかけに私は「こんな風にお金がなくなっていくのなら、もっと自分のためにもお金を使おう。」と思うようになり、今まで行ってみたことがなくて行きたかった土地への旅行をしていこうと思った。

 手始めの京都は既に何度か勿論行っているので、自分が訪れたことのない京都に行こうと思い、そういう場所の観光をメインに日程に組んだ。京都旅行の後、1ヶ月くらいしたら、そういえば沖縄って行ったことがなかったなと思い沖縄に行くことにした。沖縄は5月末でも夏の服装でよくて暖かくてよかった。その後梅雨の真っ盛りに、ポンタカードの無料バス旅行で山梨県へ行って、Mさんに声をかけられた。そして、夏も過ぎようとした頃に、そういえば昔職場でタイ旅行のチャンスがあったけれど行かなかったなと思い、タイに行くことにした。外国なのでさすがに準備が大変だったし、何よりバウチャーなんかは紙媒体も用意しておかなければと思ったのに、印刷機が不調で、夫の印刷機も借りたけど、年賀状くらいしか印刷しないせいかやはりこれもちゃんと印刷出来る状態にするのに苦労をした。

 アユタヤ観光をどうしようかとか、チャオプラヤー川クルーズはどれを選べばいいかとか、お土産の調達はどうしたらいいか、行きたいところへ行く公共交通機関の使い方とか、下調べをしておくことは山ほどあったが、準備をほぼ怠りなく行ったので、特にトラブルに遭うこともなく無事行って来ることができた。ただ、レンタルスーツケースを借りとけばよかった。ということと、帰る日の午後あまりにも長く空港にだけ居たので、その日もどこか観光を組み入れておけば良かったかな?とは思った。

 そして,昨年最後の旅行となったのは、黒部渓谷トロッコ列車に乗りに行く旅だった。このときは往路復路にそれぞれ1日間かけ大糸線を使った。新幹線を利用するより旅費も浮くし、何より大糸線に乗っていること自体が観光となった。大糸線から見る南アルプスは雄大で、「日本列島には背骨があったのか・・・。」と感動させられた。黒部渓谷に行く頃にはすでに、家を新築する流れができはじめていたので、黒部渓谷への旅が今の所私の最後の旅となっている。もし、家を建てる流れがなかったら、大阪や安芸の宮島に行っていたかもしれない。

 4回の旅行で多分40万はかかっていないと思う。楽天トラベルを利用したりしていたから、ちょっとした住宅設備の設置より安いといえると思う。

 しかし、あちこち次の旅行先を探して旅することより、終の住処となるだろう家の建築に精根と人生で今まで費やしたことのないような大金を掛けようとしている。なので、建て替えが色々な意味で成功裏に終わるように祈っている。


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