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2021年度第1次筆記試験<合格体験記>(2)(フランス語)(受験科目:フランス語)

2021年11月11日 13時35分48秒 | ●2021年度<1次合格体験記>
2021年度第1次筆記試験<合格体験記>(2)(フランス語)(受験科目:フランス語)

●フランス語(プレミアムメルマガ会員、動画利用者、教材利用者)

①受験の動機
海外駐在(フランス、ハワイ)のときに、現地の方にたいへんお世話になったので、恩返しをしたい。また、若いころから観光ガイドに興味があったため。
昨年、英語で合格したものの、今年はコロナ禍のため、通訳案内業の仕事は見込めない。そこで、思い切って以前勉強したことがあるフランス語でも受験することとした。

②第1次筆記試験

<フランス語>(自己採点:85点)
6月10日に本年度の試験ガイドラインが発表となった。これによると、外国語試験はすべて、多肢選択式(マークシート方式)、試験時間は(これまでの120分から)90分とする、とのことであった。

本年度は、過去問を確認できた過去31年間(1989年以降)で初めて、フランス語の試験がマークシート方式に変更となった大変化の年である(2015年に英語でマークシート方式が採用されたことに匹敵する変化といえる)。
この発表を受けて、植山先生が常々「自分が試験官だったら、どういう問題を出すかを考えよう」と言われていたことを思い出した。

自分が試験官なら、以前からマークシート方式を採用している英語の問題を、まずは参考にするだろう。そこで、フランス語の基礎学習の傍ら、2015年以降の英語問題の形式を確認した。
結果的には、下記のとおり、大問2~4は、いずれも英語に範をとった問題であり、自分の考えは正しかった。

下記に詳細を記すが、今年のフランス語問題は、昨年度以前のものに比べて 明らかに易しくなった。
したがって、これまでのフランス語問題のハードさにひるんで受験をされなかった方は、ぜひ来年度はチャレンジされることをお勧めする。但し、今年の受験生の平均点は大きく上昇することが想定されるので、来年度の試験内容は、今年よりは難化するのではないか。
なお、通訳案内士試験であるので、日本歴史、日本地理、一般常識への目配りは当然必要である。

以下、フランス語受験を希望される方のために、本年度問題の詳細をご説明します。

<2021年度フランス語記筆記験評価>
1.試験形式の変更:マークシート方式に変更
2.試験時間の変更:昨年まで120分であった試験時間が90分に短縮となった。
3.設問の変更:昨年までは大問5つであったが、今年は大問4つのみとなった(試験時間が3/4になったため)

4.問題解説:
問題1:仏文読解問題(配点40点)
昨年度は「奈良、鎌倉の大仏」と「日本人の清潔志向」の2つの長文が出たが、今年は長文は1問のみだった。(配点は、各3点ないし4点)
内容は「日本の紙の技術革新」。文法および内容把握の問題13問(各問3点、1問のみ4点)。文法は慣用句や前置詞など。比較的平易な問題から、文脈をつかまないと回答が得られない、比較的高度な問題まで含まれていた。

(昨年度の英語大問1,大問2とほぼ、同様の形式。ただし、英語問題1-1,1-2、問題2-3などは、空欄に入れる前置詞、接続詞5個ないし6個のすべてに正解しないと、得点が得られないので、より難易度が高い。)

問題2:仏文和訳問題(配点20点)
3~4行程度のフランス語の一部、ないし全部の日本語訳を4つの選択肢から選ばせる問題(各5点)。
内容は、「日本人の異質さ」「判子の見直し」「はやぶさ」「ポンピドゥーセンターの改修」。
いずれも基礎的なフランス語を理解しており、時事問題をフォローしていれば、平易な問題。
(昨年度の英語大問3に範をとった問題と思われる。なお、今年度は、他言語にもほぼ同内容の問題が出題されていたので、今後、注意が必要である。)

問題3:和文仏訳問題(配点20点)
「カプセルトイ」「白玉団子」「天狗」「薬の購入」についての質疑応答の一部を仏訳したものを、4択から選ばせる問題(各5点)。選択肢を丁寧にみると、きちんとした訳文は1つしかなく、比較的正答が導きやすい。
(昨年度の英語大問4に範をとった問題と思われる。ただし、英語問題は、もっともらしい英文が選択肢に含まれており、かなり難易度が高かったのではないか。)

問題4:フランス語による説明問題(配点20点)
「世界遺産(ル・コルビュジェ)」「第3のビール」「銭湯」「マイクロツーリズム」について、5つのフランス語による説明から、もっとも適切なものを選択させるもの。
ほぼ、常識で解ける問題であるし、そもそも選択肢として既にフランス語が与えられているので、和文仏訳が要求された昨年度に比べれば 格段に平易となった。
(昨年度の英語大問5に範をとった問題と思われる。英語大問5はそれぞれの日本的事象を理解していれば、容易に回答できた問題であったので、難易度は今年のフランス語問題と同レベルといえる。)

<受験勉強にあたり利用したもの>
・<第1次筆記試験問題> フランス語および英語
https://blog.goo.ne.jp/gu6970/e/18b0340041ceb26d8959b2c775736ffe

・「日本的事象英文説明300選」(本+CD)
https://blog.goo.ne.jp/gu6970/e/1c2c0c0d82c19d1e7ad24fda018d2154

・『全国通訳案内士 フランス語過去問解説』(法学書院、2019)
1989年から2018年まで30年分の問題が収録されているが、2011年(平成23年)以降は、問題文の一部が公開されていないため、この本だけで受験対策を行うのは困難である。
幸い、ハローのホームページ 
http://www.hello.ac/dataroom/ に2000年以降の過去問が掲載されているので、これと照らし合わせながら勉強した。
上記のとおり、今年から問題の形式が大きく変わったが、長文読解のレベルを知るために、ざっとでもよいので眺めてみることをお勧めする(私は30年分の問題すべてに目をとおした。)

▪語学学校の対策クラス(アテネフランセ、アンスティチュフランセ東京)
・Frantastique (フランスのオンラインレッスン、毎日10分程度のレッスンだが、基礎固めに有効だった)

<日本地理>(免除)
<日本歴史>(免除)
<一般常識>(免除)
<通訳案内の実務>(免除)

③ハローのセミナー、メルマガ、動画、教材などで役に立ったこと
「ハロー通訳アカデミー」の無料メルマガは、たいへん役に立った。
今年度も「専用メルマガ特別会員」が発刊され、貴重な情報を毎日のようにいただき、とりわけ、試験直前にメンタル面が厳しくなってきたときは、ありがたい励みになった。

④第2次試験に向けての<決意表明>
昨年度までの第1次試験の内容では、合格ラインに達するのはまず不可能と思われたが、今年は平易なマークシート方式に変更となったおかげで、幸いにも合格できた。この機会に口述試験でも合格を勝ち取り、来年度は晴れて、英仏2か国語の通訳案内士としてデビューを果たしたい。

⑤ハローに対するご意見、ご希望、ご感想
第2次試験は、内容、形式は全言語共通なので、今年、植山先生が作成された<2次セミナー>「第2次口述試験の分析と対策」は、本番対策として、たいへん役に立ちます。引き続き、よろしくお願いいたします。

以上


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