
2023年度 <2次レポート>(40)(13:00~14:00)(七五三)(フランス語)
●フランス語(メルマガ読者、講演会・セミナー参加者、<模擬面接特訓>受講者)
●2022年度に英語で合格
●2022年度<合格祝賀会> に参加
●受験外国語:フランス語
●受験会場:神田外語学院(本館)
●受験時間帯:13:00~14:00
●試験官の特徴
①日本人試験官の特徴:
●受験会場:神田外語学院(本館)
●受験時間帯:13:00~14:00
●試験官の特徴
①日本人試験官の特徴:
女性、40代、はきはきしていて、優しく、フランス語訳の時問題文をゆっくりはっきり読んでくれた。(中には割と早く読む人もいるのではないかと思います。)
②外国人試験官の特徴:
②外国人試験官の特徴:
女性、50代、フランス語を聞いて出身地がどこかまでわからなかった。非常に親切に対応いただいた印象。(たどたどしくフランス語を話す日本人に対して慈愛の心を感じました。)
●プレゼンのテーマ
①二条城(予想的中!)←これを選択しました!
②風呂敷(「300選」58ページ)
③元号
●プレゼンのテーマ
①二条城(予想的中!)←これを選択しました!
②風呂敷(「300選」58ページ)
③元号
●プレゼン後の質疑応答
(試験官)今ある二条城は建築当時のものか?
(私)はいそう思います。(と思いましたが、かつて自分が訪れた際に、立て直されたようなことを思い出して。。。)すみません、立て直されたものと思います。第二次世界大戦の爆撃で焼けたものと思います(と誤った回答をしてしまう)。【正しくは天明の大火(1788年)などで焼失したことがある模様。】
(試験官)あなたは床(le plancher)が鳴るといっていたが。どういうことか。
(私)歩くと鳥(うぐいすrossignolsが咄嗟に思いつかず)の鳴く声がするという意味です。
(試験官)そうですか。
●外国語訳の日本文
七五三は男子は3歳と5歳、女子は3歳と7歳になる年の11月15日に行われる子供の成長を祝う行事である。現在はその前後1か月くらいの間晴着を着た子供を囲んで社寺にお参りする家族がみられる。七五三に欠かせない千歳飴には健康で長生きを願う意味がある。
上記のフランス語試訳(植山)
La Shichi-Go-San est une cérémonie célébrant la croissance des enfants, qui a lieu le 15 novembre de l'année où les garçons atteignent trois et cinq ans et les filles trois et sept ans. Actuellement, on peut voir des familles visiter des sanctuaires et des temples entourant leurs enfants vêtus de tenues formelles, environ un mois avant et après cette date. Les bonbons Chitose-ame, indispensables à la Shichi-Go-San, symbolisent le souhait d'une vie saine et longue.
●<条件>
七五三に来ているこの子たちの写真を撮ってSNSに上げたいが、断られた。なんとかならないか。
●<シチュエーション>
渡された紙にいろいろ書かれていたが、妙に文字が多く、緊張して頭に入らなかった(苦笑)
●外国語訳後の質疑応答
(試験官)この子たちの写真を撮ってSNSに上げたいが、断られた。なんとかならないか。
(私)同情いたしますが、それは彼女たちの意思ということであれば無理にお願いするのは難しいと思います。
(試験官)でもあの子たちの美しい姿をなんとか撮りたい。
(私)では、他の子どもに声をかけてみましょうか?
(試験官)いや、彼女たちが本当にきれいなので。他はちょっと。
(私)もし、あながた問題なければ、彼女たちに背中を向けて撮らせてもらうように交渉します。
(試験官)そうですか(と失笑)
La Shichi-Go-San est une cérémonie célébrant la croissance des enfants, qui a lieu le 15 novembre de l'année où les garçons atteignent trois et cinq ans et les filles trois et sept ans. Actuellement, on peut voir des familles visiter des sanctuaires et des temples entourant leurs enfants vêtus de tenues formelles, environ un mois avant et après cette date. Les bonbons Chitose-ame, indispensables à la Shichi-Go-San, symbolisent le souhait d'une vie saine et longue.
●<条件>
七五三に来ているこの子たちの写真を撮ってSNSに上げたいが、断られた。なんとかならないか。
●<シチュエーション>
渡された紙にいろいろ書かれていたが、妙に文字が多く、緊張して頭に入らなかった(苦笑)
●外国語訳後の質疑応答
(試験官)この子たちの写真を撮ってSNSに上げたいが、断られた。なんとかならないか。
(私)同情いたしますが、それは彼女たちの意思ということであれば無理にお願いするのは難しいと思います。
(試験官)でもあの子たちの美しい姿をなんとか撮りたい。
(私)では、他の子どもに声をかけてみましょうか?
(試験官)いや、彼女たちが本当にきれいなので。他はちょっと。
(私)もし、あながた問題なければ、彼女たちに背中を向けて撮らせてもらうように交渉します。
(試験官)そうですか(と失笑)
(1)ご自分の勉強法
私の場合フランス語での受験でしたが、昨年の受験では<外国語訳>(和文仏訳)において、十分に正確な翻訳が咄嗟にできなかった自覚がありましたので、今年の勉強方法としては、「日本的事象英文説明300選」や「2023年度第2次口述試験<出題予想問題><決定版><厳選125題>」に出てくる日本的事象、地名などのテーマをランダムに選び、
①まずはじめに自分の語彙で概略を翻訳してみる、
②Google翻訳でフランス語訳をノートに書写する、
③ChatGTP(私の場合まだ3.5を利用しています笑)を使ってフランス語訳をノート書写する。①、②、③を比較し自分ではできなかった表現、ニクい表現を蓄積するという方法で1か月間集中的に特訓しました。
(2)利用した動画、資料、サイト
「日本的事象英文説明300選」のフランス語、ドイツ語、中国語、スペイン語版
https://blog.goo.ne.jp/gu6970/c/22745077fd15ce67b29ed036cd427567
https://blog.goo.ne.jp/gu6970/c/22745077fd15ce67b29ed036cd427567
「日本的事象英文説明300選」<鉄板厳選128題>
「日本的事象英文説明300選」の音声ファイル
2023年度第2次口述試験<出題予想問題><決定版><厳選125題>
ガイドマニュアルのまとめ(富士・箱根ツアー、日光、鎌倉・横浜ツアー)
「日本的事象英文説明300選」の出題実績(2006年度~2022年度)
<模擬面接特訓>とは
(3)受験の感想
昨年勉強のためもあって、京都を旅行し今回プレゼン問題で試験に出た二条城も見学しましたので、ある意味「ラッキー!」と思いましたが、いざ考えをまとめる段になると、なかなか十分かつ説得的に展開できない現実も痛感しました。しかしながら、昨年、植山先生に<模擬面接特訓>を特訓いただいた際、京都の知識をまとめておくようにとのアドバイスもあり、二条城やその他の京都の事象については最低限のプレゼンができるように語彙を繰り返しまとめていたこともあるので、過度な緊張に陥ることなくこなせたのではないかと思います。
(4)ハローのメルマガ、無料動画、無料資料、教材などで役に立ったこと
2023年度第2次口述試験対策<2次セミナー>の資料と動画(第1講から第7講)が大変役に立ちました。植山先生の資料を学習することで出題傾向を完璧にフォローすることができました。
(5)ハローに対するご意見、ご感想、ご希望
このように数々の質の高い資料をすべて無料でご提供しただきましたことに心より御礼申しあげます。仮に来年2月の合否結果にかかわらず、これらの資料を読むことを通して日本人としての大事な教養を身に着けることに大いにプラスになったように思いますし、学習することが楽しくなりました。この受験速報が今後受験する方の何らかの参考になれば幸いです。
(6)<模擬面接特訓>受講の感想(2022年12月5日)

本日は、<模擬面接特訓>(約1時間)を無料で受講させていただき、大変ありがとうございました。心から御礼申し上げます。
私は今回フランス語の2次試験に初めて臨む受験者ですが、今回の<模擬面接特訓>は全てフランス語で実施され、本番同様の設定で特訓を受けることが出来て大変感謝しております。
何分、今回初めて2次試験に臨むということで、多くの受験者に接していらっしゃる先生方の目から自分が合格水準に達しているのか、達していないのなら、受験日まで1週間を切っている現段階で何をどれだけ勉強すれば少しでも合格の可能性が高まるのかを確認しようという問題意識でおりました。
また、語学学習を愛する者の一人として、語学力が短時間で向上することは非現実的であることを痛いほど自覚しておりますので、その点はこの際捨象して、試験の流れを全体として身体に覚えさせること、通訳案内士試験が実施されている目的でもあるプレゼンテーション内容の充実についてヒントを得ることに注力して臨みました。
実際の面接試験については、2クールを通しで行っていただきました。
・冒頭の自己紹介の、名前、生年月日、住所については何度も練習しスラスラ言えるようにしておく。(緊張して住所のところでもたついてしまいました。)
・プレゼンテーションにおいてもメモをとってもよく、2分間で何をどのように構成するかについてキーワードをメモにあらかじめ散りばめておく。(私は何分初めての体験で、メモをとっていませんでした。そのため時間を埋めようとして同じフレーズを繰り返してプレゼンしていたように思います。)
・キーとなる言葉については正式な呼称を押さえておく。ネタバレということではなく、例えばですが世界遺産ならle patrimoine mondialでありl’héritage mondialなどと英語に引きずられないように。
・文化的かつ基本的概念である、例えばわび・さび、禅などについては、その特色を説明できるようにしておく。(300選を購入しておりますが、緊張ですっかり頭から飛んでしまいました。)
・シチュエーション質疑応答では、Que voudriez-vous faire ? Qu'est-ce que vous préférez ?などのフレーズでお客様の意向を常に確認することで円滑なコミュニケーションを心がける。お客様を安心させ、楽しませることに心がけるようにというアドバイスは目から鱗でした。(ついつい一方的に話して時間を埋めようとしてしまっていました。)
加えて、「日本的事象英文説明300選」を購入して繰り返し聞いたり自分で覚えようとしているものの実際プレゼンをやってみると、緊張で記憶が飛んでしまったりして、うまくいかないという不安について吐露したところ、植山先生からいただいた大局的なヒントとしては、(ばらばらに覚えようとするといろいろありすぎるので、)まず京都・奈良の世界遺産(各17資産、8資産)、それぞれの主な観光拠点、食べ物について大きく押さえておくこと、また、それぞれの柱についてスパイスを効かせる話(奈良公園の鹿がお辞儀をしているように見える等)や自分の得意分野の話を挿入できるようにして遊びをもたせること。また、「京都は1000年の古都であること」等は万能フレーズとして、どのような角度の話題にでもジェネリックに挿入できるので、いくつかストックし、それを時間調整や全体構築のつなぎとすることをご教示いただきました。
緊張でいっぱいになっておりましたが、何となくですが、到達すべき点がおぼろげながら見えてきたことろ、プレゼンテーションやシチュエーション質疑応答ですぐにでも改善できる点が具体的に理解できて、無経験から来る不安が大きく取り除かれたように思います。
返す返すも、このような機会を与えていただいた植山先生に心から御礼申し上げます。来週さらに良いご報告ができますよう精進いたします。
(7)2022年度<合格祝賀会>参加の感想(2023年2月23日)

本日は素晴らしい合格祝賀会に参加させていただき、先生をはじめご来賓、音楽家の方々、企画・運営に携わっていただいた方々、同席させていただきお話させていただいた合格者の皆様に心より感謝申し上げます。
思い返せば昨年9月に300選を購入させていただいてから12月の<模擬面接特訓>、今年1月の「通訳案内士業界の真実」、そして2月3日の合格、23日の合格祝賀会と、自分の人生において大変濃密な時間を過ごすことができました。ホームページで公開いただいている膨大な教材やノウハウ、販売いただいた教材、<模擬面接特訓>、業界の真実のお話、どれをひとつとっても長期にわたる知識、経験、ネットワークの集積であり、まさにPricelessとしか申し上げられません。それらの文化遺産ともいうべき驚異的な蓄積はある意味、行政や関連業界への痛烈な、しかしながら本質的な意味において建設的な批判であるように思われました。そして本日の祝賀会では、ご来賓の方々のお話から感じる静かで激烈なenterpreneurshipに大いに触発されましたし、植山先生のお話の端々から今回の合格者を新たな戦闘へと誘う叱咤激励のメッセージを全身で受け取りました。今日の先生のお話の中でいくつか心にとめたものがありましたので、備忘録としてもここに書留めておきます。先生は学生時代に西洋哲学を専攻され、自由について考察されたとのことでした。
私自身も学生時代に哲学について学んだこと、とりわけドイツの哲学者ヘーゲルが「世界史は自由の意識の進歩である」といったことを思い出しました。自分自身はずっとサラリーマンをやってきましたので、長い間被雇用者として当たり前に過ごしてきましたが、自由の実現のステップとして自らが自らを雇用するためには、卓越した事務能力、先見性、戦闘力が必要であることを痛感しました。
先生は経営者時代常に20程度のTo do listが頭に入っていたとおっしゃいました。あなたに実現すべきことはあるのか、それこそが大きく投げかけられた問いだと感じています。マクロの観点からも、日本経済の長期停滞、人口減少、リーマンショックを経て、長いデフレからインフレへの転換や地政学的な混迷、新たな戦前(タモリ)といわれる今日を迎え、外国人観光客の増加が日本の停滞の裏面であることもまた事実と思われます。
私は英語での合格ですが、英語の怜悧で狡猾な言語に内在する論理を学習しつつも、日本ならではの良い部分を伝えることができたらと思っています。本日はこのようなありえない(資本の論理を超越した)体験をさせていただき心から感謝するとともに、教え子としてのその精神を一部でも継承していけたらと思います。
(8)特別講演会「通訳案内士業界の真実」参加の感想(2023年1月25日)
本日は3時間に亘り貴重なお話をお聞かせいただきましたこと、また、参加者みなさんの生の声を聴く機会をいただきましたことに心より御礼申し上げます。
全国通訳案内士の資格取得を目指して学習していた昨年、遅まきながら植山先生のサイトにハロー通訳アカデミーのウェブサイトにたどり着きました。無料でこれほどまでの情報をシェアしていただくことが今日ありうるだろうかと思いつつも、素人が一見して分かるほど他の学校や書籍の追随を許さない、それどころか、当局の政策意図や射程、問題作成者の知識をはるかに上回る濃密な内容や時系列の分析に驚嘆しつつも、タダほど恐ろしいものはない(大変申し訳ありません笑)と思いつつ素直に導かれて学習をしてきた者です。
私自身はまだ合否発表待ちの身ですが、今回は「通訳案内士業界の真実」に参加することができ大変感謝しております。
本日は、実際に通訳のお仕事をされているプロの先生と植山先生の貴重なお話を伺えたことで、合格したいという意欲、その後何をするべきかということが頭の中でクリアになりました。
植山先生のお話の中で、①旅行会社に雇われる場合、②派遣会社に雇われる場合、③自分でお客さんを獲得する場合、④自分で旅行会社を設立する場合について、それぞれのメリット、リスクをお伺いすることができたことが、今後自分が働くということがどういうことかということを根源的に考えるきっかけになりました。
私は現在サラリーマンを34年ほどやっており、雇用者の意向に沿わないとクビになるという身分での生活をしてきました。振り返ると日本の教育においてはなるべくいい会社に勤める(雇用される)こと、あるいは公務員になることが暗黙裡に奨励され、自ら起業すること、他人と異なる行動をとることは意図的に推奨されなかったように思います。
このような集団主義的かつ没個性的な教育が継続的に行われたことは、日本人の卓越した工業生産能力とともに戦後の飛躍的発展に貢献しましたが、今ではその限界が露呈して、害悪の方が大きくなってきているように思います。もはや組織的洗脳であったといえなくもないと思います(他人のせいにばかりしてはいけませんね笑)。
植山先生は自力で稼ぐということは、収入に上限がなく、戦闘力(営業力)が必要、しかし定年はないとおっしゃいました。私には今それを実践できる戦闘力があるとは思いませんが、寿命がある限り自分の限界を知り、次のライフステージにつなげていくよい起爆剤を与えていただきましたことを心より感謝申し上げます。(2022年度英語・仏語第1次筆記試験合格者)
以上