
宮本武蔵の「五輪の書」に学ぶ勝利の鉄則
●受剣聖たれ!
生涯無敗の剣聖である宮本武蔵に学んで、合格必勝を勝ち取れ!
●わが兵法を学ぼうと思う人は、修行の法がある。
第一に、邪(よこしま)でないことを願うこと。
第二に、兵法の鍛錬に励むこと。
第三に、もろもろの芸(武芸・芸能)を学ぶこと。
第四に、さまざまな職能の道を知ること。
第五に、ものごとの利害・得失をわきまえること。
第六に、あらゆることについて鑑識力を身につけること。
第七に、目に見えないところを洞察すること。
第八に、わずかな事にも注意をすること。
第九に、役に立たないことをしないこと。
おおかたこのような道理を心がけて、兵法の道を鍛錬すべきである。
●何ごとも勝つということは、道理がなくて勝つことはできない。
(ハローの道理に従って、勝っていただきたい)
●心に片時も兵法のことを忘れず、正しい道に励めば、技術的にも勝ち、ものを見る目において人に勝ち、また、鍛錬によって全身が自由自在になるので、身体的にも人に勝ち、さらにこの兵法に馴れ親しんだ心であるので、精神的にも人に勝つ。この境地まで到達すれば、どうして人に負けるということがあろうか。
(これより、片時も、受験のことを忘れてはいけない。道理に従って鍛錬すれば負けるということはない)
●役に立たぬ事を、せざる事。
(ダラリの法則(ムダ、ムラ、ムリ)に常に注意せよ!受験にムダなことは一切しないこと)
●心、常に、道を離れず。
(常在戦場!)
●千日の稽古をもって鍛となし、万日の稽古をもって錬となす。
(これをもって、鍛錬という)
●固く決意して、朝な夕な鍛練して技を磨きつくして後、自然に自由になり、おのずから奇跡的な力を得、神通力の不思議があるのである。これが武士として兵法修行をする心意気である。
(道理に従い、鍛錬し、奇跡の神通力を手にせよ。これが受剣聖の心意気である)
●戦いの姿勢は、平常の姿勢を兵法の姿勢とし、兵法の姿勢を平常の姿勢とすることが肝要である。よくよく吟味すべきである。
(本試験は平常心で臨むこと。平常心で臨めるように、準備しておくこと)
●構えあって構えなし。
(準備万端整えば、自ずから、臨機応変、変幻自在に難問い対応できる)
●人のまねをせずに、その身に応じ、武器は自分の使いやすいものでなければならぬ。
(「日本的事象英文説明300選」(=武器)は、自分の使いやすいようにして使え)
●体の大きい者も小さい者も、心をまっすぐにして、自分自身の条件にとらわれないようにすることが大切である。
(外国語を話すことが得意な者も苦手な者も、その利点を生かして対応せよ)
●一理に達すれば万法に通ず。
(受験の極意が理解できれば、恐れるものは何もない)
●敵に先手をとられたときと、自分から先手をとって敵にしかけたときとでは、倍も違うものである.
(試験室入場の際、元気な声で、Good morning! Good afternoon! と挨拶する。先手必勝)
●打ち込む態勢をつくるのが先、剣はそれに従うものだ。
(話す前に、一呼吸おいて、話す内容を確認せよ。流れるように話せるはずだ)
●我、事において後悔せず。
(後悔のない闘いを戦え!)
●書物を読むばかりでは兵法の道に達することはできない。この書に書き付けたことを、自分自身のこととして、ただ書物を見るとか、習うとか思わず、物真似をするというのではなく、すなわち、自身の心の中から見出した道理とするよう、常にその身になって、よくよく工夫しなければならない。
(この資料を読むだけでは、受験の極意を得ることはできない。自ら、理解し、納得し、自分に合うように工夫して鍛錬しなければ、受剣聖になることはできない)
以上