やまねこマッサージ

ねがうこと、ゆだねること

80歳のお引っ越し

2010-06-17 | 
昔からの仲間と話していたら、
最近同じマンションの上階に
両親が引越していきたという。
お父さんは80歳。お母さんは少々若い。
今までは東京の西部郊外の一戸建ての
暮らしが長かったそうだ。

そんな両親に引越を勧めた娘も娘だけど
両親もよくOKされたと思う。もちろん
近くに住むことはお互い何かと都合は
いいかもしれないけど、長年培ったコミュニティを
捨てるのは勇気が要ったのではと尋ねた。

たしかにそういう面は10年前なら強かった
だろうけど、そこまで長生きすると
だんだん死ぬ人の方が多くなるらしい。
しかもお父さんは最近外出しなくなって
きたから、かまわないって決断したようなんだ。



それが都心に引っ越してきたら驚いた。
お父さんが出歩くようになったらしい。
脳が活性化しだしたのかも。

周辺がどうなっているのか
どういうお店があるのか、病院は
市役所は、郵便局は・・
新しい環境情報を獲得しようと
毎日のように出歩くようになったそうだ。



ぼくは割といまのところは刺激的な
変化にとんだ日々を暮らしているから
いいんだけど、固定化してきたら引っ越すのは
ありかもしれないと思ってハタときづく。

そう、それはぼくのありようなんだと。
引っ越したから得られる変化など
そんなに大きくないのかもしれない。
彼女のお父さんのように80歳にして
引っ越したから大きな変化になったわけやから。

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