やまねこマッサージ

ねがうこと、ゆだねること

父の四十九日

2014-08-20 | 
父の四十九日を親類縁者で行う。あれから、そんなに日がたって
ないような気もするし、はるか遠い昔のことのように感じたりも
する。

自宅で葬儀をあげた時、来ていただいたご住職の長生寺で法事を
行う。本堂の中央には阿弥陀如来様が安置されている。左右の蓮
の襖絵や天井の曼荼羅絵図は村田林蔵画伯(1954-)といって、平
山郁夫に師事した方が近年描いたもの。



長生寺は古いお寺さんで、もとは真言宗で無量院と言い、釜利谷の
小泉の谷戸にあったのが、1361年に現在の近所に移る。1532年に浄
土真宗に改宗し開山。長生寺と改め、寛永年間に現在の地に移築。



手元の本を開きながら、お経をご住職と唱和しながら、ご焼香をす
る。それからご住職のお話。浄土真宗にとってのお盆のとらえ方。



宗派によっては、お盆の期間中、故人の霊魂があの世とこの世を行
き来するという考えもあるが、浄土真宗はそうは考えない。

生前は死ぬ瞬間まで、阿弥陀様に見守られていて、死後は永遠の命
をさずかり阿弥陀様のもとで、生前ご縁のあった人をお守りつとめ
ていると、考えるそうだ。

父の遺影を眺めながら、そばにいてくれてる、って思うと少し暖か
くなり、悲しみも薄れる気がする。



そのまま、納骨の儀。横浜市のお墓を生前、父母が購入していたとこ
ろへ、ご住職はじめ、みなで移動する。

暑い日。熱中症などに気をつけましょ、と冷たいお茶をみなで飲み
ながら、墓地に向かう。お墓にもたっぷりお水をかけて、ご住職に
読経をあげていただきながら、ご焼香。



雲ひとつない夏の日。父のいろんなことに感謝。合掌。

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