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ラテに感謝! How Starbucks Saved My Life

2012-02-21 | エンタメ
ダイヤモンド社からでている「ラテに感謝! 」
2010年初版(原著2007年)を手に取ったのは
1,かつての白人エリートが人生どん底の64歳で
幸せをつかんだ物語だから
2,スタバのアルバイトによってもたらされた
から誰にでも可能性がある物語かもしれない
3,トムハンクスで映画化らしい

アメリカでベストセラーになった本で、彼の
インタビューはテレビ等でいっぱいでてる;


楽しい本だった。エール大学を卒業して大手広告代理店の
副社長まで上りつめた著者の実話。

それがクビになって個人事務所を始めたけど上手
くいかず、不倫して子どもが出来たのがばれて、
奥さんに離婚される。その新しい恋人とも破局・・
難病の癌に冒されまさに公私ともにボロボロ・・・
自殺しててもおかしくない・・って最低状態から、
最高の幸せをつかむ物語。



スタバで珈琲を飲んでたら、黒人の店長から
「仕事を探していますか?」と偶然言われて、
なぜだか「はい」と言ってから彼の人生が
変わり始める。

面接に合格し、トイレ掃除も行い、
苦手のレジを克服しながら徐々にスタッフに
認められていくこと、人種、職業への偏見が
とれていくこと、それが子ども達から歓迎されて・・
クビになりそうという不安も何度か乗り越える。

「大手広告代理店JWTで要職に就いていたときよりも、
スタバで働くほうが楽しかった」と言う言葉に
すべてが尽きる。

なんといっても職場がいい。スタバを理想化
っていうか美化しすぎない?って思うほど。
お互いを尊敬しあう楽しい文化が浸透し、
医療保険、学費補助なども充実している。



徹底した一人称、本人の語りだから、ちょっと
一本調子であきるところもある。話したくって
しょうがないのはわかるけど。

他人視線、というか他人視点、たとえば黒人店長の
視点で平行させると深みがでる気もする。その
あたり映画ではどうなるんだろうね。


著書と店長のツーショット

2007年出版といえばリーマンショックの前。
その後アメリカのスタバは2007年~2008年に
かけて、大きな経営危機に直面し、創業者である
ハワード・シュルツさんがCEOに復帰。

かなり大規模なリストラや改革を行い復活させた
って聞いている。短期的な株主重視がよくなかった
とのこと。

本書その後のスタバが気になるところ。

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