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ボタンとボタン穴の発明は中世

2013-09-20 | 歴史
昨日紹介したネジの本の中に、ボタンとボタン穴の発明も中世だ
という話がでてきて驚く。日本もでてくるくだりがあって;

日本人は着物を帯で締めていた。古代ローマ人はボタンは
使ったが、ボタン穴を開けるという発想が欠けていた。古
代中国では紐に棒は通したものの、ボタンとボタン穴を発
明することはなかった。 (第3章)

そうだったんだ。

ボタンは木や動物の角や骨で簡単に作ることができるし、
布に穴を開ければボタン穴のできあがりだ。

そのとおり。簡単にできそうだし、古来からあるものだど
思い込んでいた。誰が発明したのかはわからないらしい;

この人物は天才だったにちがいないが、13世紀に突如として、
北ヨーロッパでボタンとボタン穴が出現した。

wikiにあたると同じく13世紀。ドイツで生まれたとある。
ペルシャの方がもっと早かったという説もあるそうだ。

当時の中心はヨーロッパではなく、中東。文化、芸術面で
も世界をリードしていたから、ボタン穴を生み出したかも。
でも北ヨーロッパという寒い地域だからこそ、ボタンで防
寒性を高めたかもしれない。



この絵は、13世紀中期のもの。スペインでチュニックという
ワンピースみたいな長いものを着ている演奏家たち。縫製の
手が入ってきている感じもするが、ボタンはどうだろう?背
中の留め方が気になるが、紐もボタンもないかもしれない。。



背中も描かれた絵を探す。14世紀後期の狩人。ブーツは紐で
編んであるけど・・服には紐もボタンもなさそう・・こうい
う服の感じが中世っぽけどねw



16世紀王妃の絵。これにはボタンがある。コタルディという洋服で
身体にピッタリとして襟ぐりが大きく開いていたファッショナブル
なものが流行ったらしい。

王妃はマーガレット・オブ・アンジュー。英仏100年戦争のさなか
にフランスから、英国ヘンンリー6世に政略結婚で嫁いだ方。

ボタンを使っている服の絵を探すのはまだ簡単だけど、ボタンが無
いってわかる絵を探すのは難しってこともわかる。正面からと背後
から同時に描けないからw

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