やまねこマッサージ

ねがうこと、ゆだねること

水野博司作の急須・真っ三つ

2014-06-09 | 
愛用していた急須の蓋が洗ってる時に床に落ちて、
三つに割れる。ショック。

ここで書いたんだけど、『暮らしの手帖』を読んで、
淹れ方も急須も変えてめっぽうお茶が美味しくなった、
この2年半。小さな幸せをお茶を飲むたびに感じてい
たのに。

「真っ三つ」とは言わないかもしれないけど、キレ
イに割れる。金継ぎも頭に浮かぶけど、とりあえず
買い求めた、奈良の「うつわ穂垂」に相談。



作陶家(といっても急須しか作らない!)の水野博
司さんに問い合わせて下さったところ、あまり在庫
はないけど、もしピッタリする蓋があれば、わけて
くださるとか。

蓋だけを作るということは制作の都合上、不可能で
必ず本体と一緒に焼かないといけないとか。合うも
のがない場合は、「申し訳ありませんが諦めていた
だくしかありません。」



ダメ元で本体(割れてない方)を水野さんに送って
見ていだだくことに。なんでも0コンマ数ミリ単位
でピッタリ合わないとダメだとか。キビシイ。。

少々合わなくても、割れてるよりはマシと思ったけ
ど、そこは言わずに呑み込む。作陶家のこだわりに
適わんものは、譲ってくれへんわけで。



数日したら、水野さんから届く。合う蓋がなくても、
送りかえしていただくわけなので、しっかりパッキン
グされた包みを開けるのももどかしい、とはこのこと。

そうしたら、なんと新しい蓋も同梱されていた!や
った!!蓋はピッタリ、気持よくはまる。さっそくお茶
をいただく、うまさヒトシオ。



よくあてはまる蓋があったなぁ。水野さんもあったか
からほっとされている、とお手紙に書かれていた。

よくよく見ると、蓋と本体の縁がうっすら削ってある
気もする。もしかすると合わなかった蓋と本体を削っ
て、あわせてくださったのかも。



真偽のほどはわかんないけど、ますます感謝の念が強
まる。いっぽう扱う時に割らんように、と緊張するよ
うに。

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