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ねがうこと、ゆだねること

宇井眞紀子 「アイヌ、風の肖像」

2013-06-07 | photo
次回6/19(水)開催のOPEN SHOW TOKYOは今度で9回目。
横浜CP+での特別開催を含めると10回目となる。

アイヌの人々を20年以上にわたって取材してきた宇井眞紀子
さん
と、ANA機内誌「翼の王国」などで活躍する GOTO AKI
さんをお招きするんだけど、今日は宇井さんのこと。
(GOTOさんは週明け個展に行く予定だからその時に)

彼女はテーマを長く追いかけるタイプの写真家だと思うけど、
そのコアがアイヌ。1992年よりアイヌ民族を取材してはる。



侵略を受けた歴史や現状をを知ってる人はどれだけいるでしょうか。
私自身も、 1992年に北海道日高地方の二風谷(にぶたに)のアイヌ
民族の女性を訪ねたときに、 いかに今までアイヌ民族について何も
知らなかったか」を思い知らされました。

と語ってはるけど、現在のボクは彼女の1992年と同じかそれ
以下だってことを彼女の写真集『アイヌ、風の肖像』『アイヌ、
ときどき日本人
』を見れば見るほど思う。

長年のアイヌの取材が評価されて、去年の「第28回写真の町東
川賞」の特別作家賞を受賞しました。特別作家賞は北海道にゆ
かりのある写真家に贈られる賞。




宇井さんが最初に訪れたアイヌ民族の女性というのが、アシリレラ
さん。アイヌ文化を守る活動の中心的存在であり、国内外から集まっ
た人達にアイヌ文化を伝えながら共同生活を送っている。

根っこを残して採るんだよ。
同じ場所からばかり採らない。
必要な分だけ採る。

人間は神のもとでイタク(言葉)を与えられた。
それは地球を守るために与えられた。
祈ることと感謝を忘れないように。

自然と神と仲間とくらすアシリレラさんの暮らしの中には、
当たり前のように祈りがあるそうだ。宇井さん曰く、

「人間の力の及ばない存在」を感じることで、人は謙虚に
生きられるような気がする。




第7回目のOPEN SHOW TOKYOに観に来て下さった
宇井さんに、発表のことを依頼したところ、「ア
イヌのことを知っていただける機会は、とても有
り難いです。」と一つ返事で快諾くださる。

彼女を通したアイヌのことを一人でも多くの方に
知ってもらえればと願う。ぜひお越しください。

彼女のインタビューがナショナルジオグラフック
日本語版
に載っている。


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