やまねこマッサージ

ねがうこと、ゆだねること

日立・森に囲まれた研究所

2009-04-05 | tokyo
今日は国分寺の日立製作所・中央研究所が
年に2回だけ一般に開放される日。

東京ドーム約4個分に当たる207,000平方メートルの
広大な敷地には、樹齢100年以上のケヤキやヒマラヤ杉、
メタセコイアなど120種にのぼる270,00本の木々が
うっそうと茂り、武蔵野の原風景を大切に保っている貴重な森。

野川の源流などもあり、湿地を改造して作った大池には
桜の花が美しく映える。

この敷地はもともと今村銀行の頭取を務めた今村繁三が
大正時代に立てた別荘で5000坪あったものに、
周辺の地主とあわせ日立製作所が買い取ったもの。

今村繁三は面白そうな人で、
さまざまな事業家や経営者の顔をもつ一方
数多くの画家や小説家たちのパトロンでもあったそうだ。
Chinchiko Papalogに詳しく紹介されている。

また1906(明治39年)成蹊学園の前身である
成蹊園(学生塾)の開設に尽力したらしく
成蹊学園の公式サイトで功績を称えている。

そこには、「すごく子供好きで、よくお菓子を持って
小学校に遊びに来ていたんです。イギリスに長いこと
行ってらしたせいか、すごくハイカラな方でしたし、
威張らないおじちゃま、という感じで子供たちには
とても好かれていました。」とも。

どんな人かもっと知りたくなるでしょ。