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ねがうこと、ゆだねること

『情熱のピアニズム』監督について

2012-10-22 | 映画
昨日の続き。監督、マイケル・ラドフォードさんに
ついて。観たのは3作目。『イル・ポスティーノ』
と『ヴェニスの商人』を観た。この2作の監督だ
から見にいこうって思ったのもある。

昨日の『情熱のピアニズム』をみた後ふりかえると、
2作とも歴史の事実に迫る描き方が印象的。もとはと
いえばBBCでたくさんのドキュメンタリーを手掛けた
人だからなぁ。

『イル・ポスティーノ』(1994)は米アカデミー監督賞に
輝くんだけど、1950年代の一時期、祖国チリを追われた
詩人パブロ・ネルーダがカプリ島に身を寄せた史実に基づいた
映画だ。

『ヴェニスの商人』(2004)はユダヤ人差別を描写した当時の
ヨーロッパ社会に迫っていて、悲劇的内容だった。ヨーロッパ
人からすると、「今更そんな昔のことを強調しなくても」と、
思ったんではないかと考えさせられた映画だ。

当時はどの都市でも異教徒への差別は当然の様にあったし、
ヴェニスのユダヤ人は他の西欧諸国に比べ、格段に恵まれた
境遇にあったそうだし・・



『情熱のピアニズム』において、監督は、主人公のピアニスト・
ミシェルは初めて知ったそうだ。プロデューサから話があって
からリサーチを行う。

「ただの情報には興味がない、人間性に興味がある」と語る
監督は映画に登場する全員に保存影像を探してもらうと、
数多くの影像が集まったそうだ。

「この映画はミシェルを描いていると同様に、インタビューを
受ける35人の人々のことを描いている」

彼らがミシェルを思い出して語る様子の楽しそうな雰囲気は
年月がたったこともあるし、インタビューに応じた時点で
ある程度はあるにせよ(話したくない人は断ってるからね)、
とても観客を幸せな感じにする。

それは2人の元奥さんのインタビューに顕著だ。彼女達は今も
奥さんなのかと思うほど、彼との出会いや素晴らしさを語る
から。


最初の奥さん。西海岸で出会う。

もちろん突然連絡が途絶え、新しい女ができたと知る時の
落胆ぶりも話すんだけど、恨まれるどころか、素敵な思い出に
なってることが伺える。


2番目の奥さん。NYで出会う。

そしてミシェルは監督にも影響を与えていく。

「誰もが彼の虜になったと言っていた。彼は私にも魔法をかけたんだ」

「僕は時間を浪費したくない・・という生き方が編集のスピードも支配した。」

監督の人生観が語られている。

「私を(この映画に)導いたものは、開いた心をもち続けることだった」

最後にこの映画について

「障害をもつ人は、彼のような人に触発され、障害を持たない人は自身に
問いかける・・いったい自分は何を愚痴ってるのかね?」

その通りだと思う。感謝をこめて、オープンマインドに
暮らしていきたい。監督のインタビューはここと、パン
フレットから。

そういえば、監督はオックスフォードで学んだ後に教師に
なったのに数年後にフィルムスクールに入り直している。

オススメ『情熱のピアニズム』

2012-10-21 | 映画
骨形成不全症という障害を持って産まれたため
身長が1mしかなかったピアニスト、ミシェル・
ペトルチアーニさんが36歳で亡くなるまでの
ドキュメンタリー映画。



冒頭大人の時のライブシーンで彼が登場して
その小ささに驚く。骨形成不全症という障害
をもって生まれたのだ。

父親が楽器店経営という音楽環境にめぐまれ、
幼少にして音楽の才能を発揮。4歳のときに
ピアノをせがんで買ってもらったオモチャの
ピアノをハンマーでたたき割って(これぞ、
ハンマークラヴィーアw)中古のアップライトを
せしめた逸話も鮮烈。



身体がこびとなのに、手だけが人並み以上に
大きいのが、ほんと不思議。学校は不要と
音楽にすべてを注ぎ(こまされた面も)12歳で
ジャズに出会い13歳プロデビューを飾り、田舎
からパリへ。

レコードも数枚出したのち、18歳で渡米。半年で
英語をマスター、という意味はスラングも話して
ステージで観客を沸かせられる、というから凄い。

大成功して、ブルーノートとレコード契約した
最初の外国人となる。5人の恋人、2度の結婚離婚を
経験し、毎晩馬鹿騒ぎをし、ドラッグもやり、息子
を育て、生き急いだというより、なんでも全力投球。



力強いピアノ演奏が全編を流れる。骨が弱い
から演奏中にあちこち骨が折れたそうだ・・
それでも痛いとも言わずにライブを続けた。

亡くなった年でも年間200回の演奏を行って
いたそうだ、脱帽。彼のことはは知らなかった。
遅まきながら、アルバムを3枚注文する。楽しみ♪

「ブエナビスタ・ソシアルクラブ」以来の
すばらしい音楽ドキュメンタリー。マイケル・
ラドフォード監督のことはまた明日にでも。
休日の朝、イメージフォーラムは満席。



パンフレットも素敵。デザインはこちら
イラストレーションはMONQさん。WEB
サイトはここ

映画の撮影現場

2012-09-09 | 映画
来年公開予定の映画の撮影現場へ行く。サイト上では
公式なアナウンスがされていないから、なにも話せない
けど、2チャンネルでかすった情報が投稿されている
のは、流石。

病院だったんだけど、週末は休みなので、ロケに
貸しててるみたい。他の撮影現場の忘れ物捜索
依頼メモが貼ってあったし、ロケ地サイトを見ると
撮影された実績がでてくる。

このサイトはよくできていて、「梅ちゃん先生」では
父親が勤務し、梅ちゃん達も研修に行った「帝国病院」が
一橋大学だと載っている。。わからんかったなぁ。
今後ゆっくり散歩して見て来こようっと。



ロケになるとスタッフの人数がふくれあがる。
監督、カメラマン、助手、録画、照明、音響、道具に
十数人いるのは、スタジオとも変わらないけど、ロケ
だと一般の人対応のスタッフの数が必要だからね。

休みの病院といえ、いろんな一般人が通る。カメラに
写る廊下の奥の奥までスタッフは張り込み、急にでて
くる人がいないか、随時インカムで連絡を取りあってる。

患者の動線は把握しやすいんだけど、先生、看護師、
スタッフは意外なところから出てくる。そこにドア
あったんっていうところからも。



そういう人達をうまいこと誘導しているんだけど、撮影中、
ボクの携帯電話がサイレントモードだけど鳴ったのね。

静かな病院だから振動音がでるので冷や汗をかいた瞬間、
スタッフは大丈夫ですよ、その音は。という仕草でにっこり
笑ってくれる。凄い、プロ意識。ここでスマイルがでるとは、
若いのに大したもの。ほっとした。

アニメ『イリュージョニスト』

2012-07-14 | 映画
2011年公開で見損なっていたアニメ映画
『イリュージョニスト』をレンタルで見る。

美しい映像。背景となる風景が美しい。
静止画としてもアニメ画としても。そして
水、雨、窓(越し)といった透明感がとても
好き。そういったシーンになると、それだけで
見とれる。



登場人物のアップが一切無い。監督の美学
だと思った。引き気味のアングル・・レンズで
いえば広角で部屋や、舞台、外の景色を大きく
見せる。



脚本は故ジャック・タチ監督が映画化を目指して
書いたもの。彼の娘さんがもっていたものを、
本監督のシルヴァン・ショメさんに見せたこと
から映画化が動き出したそうだ。50年後の話。
それだって映画になりそうな物語。

舞台で手品をみせる主人公がロックバンドに
仕事をとってかわられて行く話と、少女の
出会いと別れが物語の中心。

舞台はパリからロンドン、そしてエジンバラに
移る。シルヴァン・ショメ監督がアニメスタジオを
開設した、本人がお気に入りの場所だ。



スクリーンは基本は手描きによる2Dアニメ。
ジャック・タチ監督は主演もしていたわけで、
彼を想起させる主人公の50年代後半の話。

だから2Dアニメがぴったり来る。DVDの
特典映像が充実していてスタッフが制作に
関してたくさんインタビューに答えている。
3秒作るために1週間かかったという話に脱帽。



3Dアニメの技術が早いところは使うけど、
それを隠したり、2Dアニメに転換させている。

2D手描きアニメ好きの宮崎駿監督というかジブリが
配給したのも合点がいく。

ウッディアレン「ミッドナイト・イン・パリ」

2012-06-24 | 映画
ウッディアレンの新作「ミッドナイト・イン・パリ」は
彼の映画で一番稼いでいるそうだ。アカデミー賞脚本賞も
射止め、輝く76歳!

引退する気はさらさらなくて、パンフには今後の公開予定が
2作品も載っていた。本作品は前作「人生万歳!」同様人生賛歌に
充ちているから、きっとそういう作品になるのか?それとも
違う方向性になるのか楽しみ。



パリを舞台にした、タイムマシンもの。主人公が愛して
やまない1920年代のパリへタイムスリップするところから
物語が動き始める。

F・スコット・フィッツジェラルド、妻ゼルダ、ヘミングウェイ
などなど出会っていく様がほんと楽しい。当時を再現するセットが
いいし、役者が似てる感じがするしね。



作家志望の主人公がヘミングウェイに自分の処女小説を読んで
くれないかともちかけたら、ガートルード・スタインを紹介
してもらったり。

主人公を演じるオーウェン・ウィルソンにどんどん感情移入
していく。そして、考え方といい言い方といい、若き日の
ウッディアレンなんだなぁ。それもまた楽しい。



「テルマエロマエ」といいタイムマシン系が流行ってる?!わけは
無いんだろうけど、何度も行き来する点、過去を変える点を気に
しない点など、共通しているなぁ。

現実と過去を行き来するうちに、本当にやりたかったことを
決断する。パリの雨を嫌うお金持ちのフィアンセと分かれ、
アメリカからパリへの移住を決め、パリの雨が好きな新しい
恋人と夜に消えていく。



それも若い頃、パリがとっても気に入ったのに、移住しなかった
アレン監督のほろ苦い、甘い追憶がこめられている。


映画『アーティスト』

2012-06-09 | 映画
映画『アーティスト』をやっと見る。
あまりみんながいいっていうから、見た気に
なってた。

アイディアがすばらしい。無声映画からトーキーへ
変化する時代っていう設定が抜群だし、トーキーも
無声映画で作るっていうところが。コマ数も落としてるし
(わざわざは大変らしい)。ときおり音声が復活するのも
とっても楽しい。



なんといっても犬のアギー(ジャックラッセルテリアって
種類らしい)のかわいいこと。第1回ゴールデン・カラー賞
(金の首輪賞)が発表され、最優秀俳優犬賞を受賞している。




「トーキ映画」を受け入れられないサイレント映画の大スター
ジョージがおちぶれていき、その波にノリ、スターの階段を
昇っていく新人女優ペピー。

ペピーへの感情移入はいまひとつだった。落ちていく
ジョージをどうしてそこまで陰に日向に支援しようと
するのかにね。



お互い好きだったのに、二人っきりだったのは10分程度の
楽屋だったんだから。執事に邪魔されてそれっきり。ここが
もっと深ければ、ペピーの行動に説得されたのかもしれない。



いっぽうペピーの善意を憐みとうけとり誇りをも失っていく
ジョージの方は共感する、たとえ言葉はなくとも。最後に
自殺しようとするところまで、あちこち納得させられる。

映画「テルマエロマエ」

2012-05-27 | 映画
映画「テルマエロマエ」を観にいく。ヤマザキマリの
原作漫画
を堪能しているから映画はパスかなと思ってた。

そうしたら原作を知らずに見た人から、面白かったし、
原作知ってるなら行くべしと肩を押されたのね。



前半はかなり原作に忠実だったので実写化自体に笑わされた。
阿部寛主役は想像通りというか想像以上にはまり役やったし。





変えているのが、日本の風呂場にあちこち現れる阿部寛が
その度に上戸彩に出会って恋心が生まれるという設定。

それ以上にうまいというか映画での遊びやなって思ったのが、
日本語とローマ語がチャンポンで登場すること。ローマの
シーンでさえ皇帝だろうが元老院だろうが日本の俳優が日本語で
登場する面白さ。たまに阿部寛はローマ語を話すと字幕。

日本に来た阿部寛も科白はローマ語で独白は日本語だ。
そのうち日本語ばかり話すんだけど違和感ないし、
そのいいかげんさが笑いを生むようになっている。

後半から原作を離れる(・・ヤマザキマリの案なのか
脚本家の武藤将吾の案なのかわかんないけど)阿部寛が
上戸彩と二人でローマに戻るシーンではスクリーン右上に
BILINGUALのマークがでる小道具にも笑えた。



原作の独創性の一つが、過去のローマ時代と現在の日本を
行き来するっていう点もあるけど、それが歴史を変えるかもって
いう心配などこれっぽちも無い点だ。

フィクションなんだからその野天気さが魅力なんだけど、
映画では後半で、タイムスリップすることで歴史を変えては
いけないっていうテーマに主人公達がとらわれる。そこが
ちょっと残念。おきまりというかルールにはまってるからね。



久しく銭湯に行ってないけど、見知らぬ人たちのいる風呂に入りたく
なる。

人が群れてくらしいてた原始の大気が、湯気に交じっている。
心の鎧が溶けていく。今晩あたり、家族か、むろんひとりでも、
久しぶりに銭湯は、いかが。

毎日銭湯通いをした杉浦日向子『食・道・楽』より


映画『誰も知らない基地のこと』続き

2012-04-15 | 映画
昨日書いた、ドキュメンタリー映画
『誰も知らない基地のこと』で教わった
歴史上の事実を二つ。



その一。アイゼンハワー大統領が
産軍複合体の危険性について初めて
言及した大統領だということ。


1961年1月。テレビでの辞任演説で。

軍事産業の発生と必要生の認識。
深刻な将来的影響についての理解。
軍産複合体による不当な影響力獲得の排除。

全文は英語はこちら日本語訳はこちら

この懸念はそのまま現在に至るまで
膨張を続ける。なぜだろう。



その二。アメリカ独立宣言 (1776年)において、
イギリスを非難し、アメリカに独立する大儀が
あることを宣言するものだけど、イギリス駐留軍
の存在を非難している。

「我らのうちに大規模な軍を宿営させる」駐留軍を
非難していたのに、戦後他国には駐留軍戦略を拡大して
いくのはなぜなんだろう。


全文に目を通したのは初めてやね。

「その兵がこれら諸邦の住民に対して殺人を
犯しても,みせかけばかりの裁判をすることに
よって処罰を免れさせる」(同宣言)とイギリスを
非難したのに、駐留する相手国の国内法(沖縄の場合
なら日本の法律)で裁かれないのはなぜだろう。

アメリカはインディアンという先住民の正義を
認めなかったことがトラウマになっていて、
自分が100%正しいという正義病になっている、
と岸田秀さんが指摘している(『アメリカの正義病
イスラムの原理病』)

映画『誰も知らない基地のこと』

2012-04-14 | 映画
ドキュメンタリー映画『誰も知らない基地のこと』を
イメージフォーラムで見る。若いイタリア人二人が
監督だ。

2007年にイタリアで起こった基地拡大への反対運動を
きっかけに、基地が増える一方の謎を探る旅に出て
制作したドキュメンタリー映画だ。

主な取材地はビチェンツァ(イタリア)、
ディエゴ・ガルシア(インド洋)、普天間(沖縄)。
それらの関係者である米軍、米軍研究家、周辺住民
(大抵が基地反対だ)など丁寧に追っていく。

取材も公平さがあるし、論理的に事実を追っていくのも
いいし、映像も編集もそしてグラフィックがなかなかいい。



そしてなぜ駐留軍(Standing Armyっていう、原題)が
なくならないのか、軍産複合体のコントロールは
どうなっているのかを探ろうとする。

沖縄基地問題を考えるのに、アメリカ軍の視線で
考えることの大事さの示唆をもらった気がする。

いっぽう、各地で基地反対運動をしている人達に
とくに沖縄で活動している人達、その言葉に共感する。

在日米軍基地面積の7割以上が沖縄という小さい
島に集中しているのはいびつ。



現在、世界の約40カ国に700箇所以上の
米軍基地が存在するそうだ。すごい数。
US BASE Networkとクリントン国務長官は
自賛していた。

戦争可能性がある時だけ軍隊が集結すれば
いいのに外国駐留基地が常態化するのはなぜだろう?



オバマ大統領は公約と違って軍事費が
増大していると指摘してたけど、それは
最初の2年間だけで後は減り始めている。



映画公開が2010年だから、確かに大統領就任の
2009年~11年はブッシュ時代を上回り、年々
増加し7000億ドルのピーク。しかし12年から
減少を始めている。減らすことも可能だ。

しかし負債や利子を加えるとまだ減っていない
というレポートをネット上で見つけた


今後10年間で約4900億ドルの軍事費削減を
迫られているそうだ。本当に実行されるのだろうか?

英国王ジョージ6世の親友

2012-03-27 | 映画
NHKBSで、ドキュメンタリー「ジョージ6世の親友」を
再放送していた。映画「英国王のスピーチ」で吃音に
苦しむ国王ジョージ6世のスピーチ訓練にあたった
ライオネル・ローグに焦点を当てる。

映画がスポットをあてた数年間はもちろん、その前と
後の足跡を孫が追っていくんだけど、映画制作チームが
作ったドキュメンタリーだから面白かった。



孫のマークがライオネルの大量の手記、手紙、写真を
譲り受けていた。映像作家でもある彼は、祖父を題材に
映画化されることを知って、生まれた時には亡くなって
いた祖父を知ってる親戚縁者や患者に会っていく。

加えてライオネル・ローグに扮したジェフリー・
ラッシュや脚本をてがけたデヴィッド・サイドラー
といった祖父を研究しまくった映画人とも会う。



それが可能になったのも映画制作チームが手がけた
からだし、実際の報道映像と「英国王のスピーチ」の
映像がふんだんに使われているから並の番組のレベルを
超えていく。

印象的だったのは;

・ライオネルがオーストラリアを離れてロンドン
 へ移住したのは夫婦の上昇志向なんだけど、
 国王が患者になったことを自慢することはなかった。

 

・ライオネルの患者のひとりが「ライオネルは天才」と
 回想してたけど、常に患者のためを思って先端的な
 治療を行ってた。

・国王とライオネルが真の友情を築き上げていくライオネルに
 あてた手紙に、何度も感謝の表明がなされている。

 

・国王の死後、お后のエリザベス(現エリザベス女王の母)から
 思い出の品を贈られる。その手紙のなかで、話し方を治そうと
 してくれたお礼だけでなく人生観を教わったお礼が書かれていた。