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西東京市・北海道富良野の森林を舞台にした遺伝,育種,生態などに関する研究ノートの一部を紹介します

地がき論文、大手術

2007-09-14 | 研究ノート
・昨晩、遅くまでかかって天然更新試験地の毎木データを打ち込んだので、それを飯島くんに送る。早速、解析をしてもらった結果をみると、どうも芳しくない。clearとstripeで分けたのだが、地形に対する反応が180度変わっている。これが本当ならば面白い結果なのだが、実際にはサンプリングデザインの問題を拾っていると考えた方がよさそう。stripeを捨てるのも一案かと思ったが結構コドラート数があり、clearだけで勝負するのも厳しそうである。

・ということで、いったん元のモデルに直して蓄積を説明変数に加えてみるが、相変わらず、イマイチ。と、ここでclearとstripeの処理の違いをランダム効果に押し込んでしまう、という荒技を思いついた。そもそも処理の違いに興味があったわけではないし、サンプリング誤差の問題もある程度解消できるのではないか、ということで飯島くんに依頼したところ、これがまた、いい感じに落ち着きそうだ。

・また、NMSを上層木と更新木の両方でやってみたところ、必ずしも類似性は一致しないという結果が得られた。これも標高の効果を支持する内容だと思われるので、取り入れることにする。若干見切り発車的に、長池さんの指摘を元に地がき論文にメスを入れていく。解析方法、プレゼンの仕方を大きく変更するので、大手術である。細かい指摘も取り入れながら検討していくと、少しずつ文章が流れるのが実感できる。こんなに丁寧に見ていただいて、全く有難い(っていうか、こんな状態で見せてしまってよかったのか・・・いつもながら反省)。

・上層木データとランダム効果のおかげで、ずいぶんと流れがよくなりそうな気がする。しかし、どうして処理をランダム効果にしたのかを説明しないといかんな・・・。これはちょいと難しそうだ。それにしても、英語力。少しは書けるようになったつもりでいたんだが、まだまだ・・・だ。もうちょっと頑張らんといかん。

・ついにシーズン6が始まってしまった。海外ドラマ、「24」の話である。始まってしまったからには観るしかない。またもや、ドキドキしながらの日々がスタートしている。