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西東京市・北海道富良野の森林を舞台にした遺伝,育種,生態などに関する研究ノートの一部を紹介します

前山湿地林のナゾ

2007-08-22 | 研究ノート
・午前中ひたすら書き物。さらに、舞い込んできた査読も一気に片付ける。アカエゾの測定は、高橋さんがひたすら頑張ってくれて、ようやく生サンプルの処理が終わる。ということで、本日までに得られたデータを入力してみる。まずは、葉密度の結果を眺めてみる。

・サイトごとに1年生シュートの単位当たりの葉の数(葉密度)をプロットしてみると、標高が高いほど葉密度が高い傾向がある。しかし、前山の湿地林だけが標高630m程度にもかかわらず、山頂付近並みに高い値を示している。前山湿地林はC/N比、クロロフィル量でもおかしな挙動をしている。よほどストレスが強いのか、ナゾである。

・今日は飯島くんが各サイトの紫外線量を測定しに行ってくれていたのだが、途中、土砂降りになる。ちょうど大麓山登山中で悲惨なことになっているのかと思ったら、車の中でしばらく雨宿りをしたらうまく避けられたらしい。紫外線測定では、天候による振れが大きいらしく、信頼性の高いデータを取るのが大変そうである。何はともあれ、測定ご苦労さまでした。

・3時過ぎに戻ってきた飯島くんといくつか打ち合わせ。地がき論文については、ほぼ方針が固まったようだ。5時過ぎに小学校に行って、今度のバスケット大会の資料をホッチキスで綴じまくった。先生方にも手伝ってもらい、1時間程度で終了。