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西東京市・北海道富良野の森林を舞台にした遺伝,育種,生態などに関する研究ノートの一部を紹介します

豪雨のち晴れ

2007-08-09 | 研究ノート
・明け方の豪雨で目が覚めた。久しぶりに土砂降りである。これは現場にいけないだろうと思っていたが、8時ごろには晴天になり、またもや極端に蒸し暑い。本日学生達による実習のプレゼン。技術スタッフも15名ほど参加してくれて、非常に盛況となった。同じような調査をしたはずだが、視点はそれぞれ”ギャップ”と”マイクロサイト(微地形)”が下層植生と更新に及ぼす影響、というようなテーマで、保存林と択伐林の比較をしている。限られた材料と時間の割には、かなり頑張っていたのではないだろうか。たった一つずつのサイトではあるが、北畠論文で記載したように択伐によってサイズ構造が変化し、更新が阻害されている様子はよく現れていた。

・天然林施業では、地域の撹乱体制に合わせた森林管理が世界トレンドである(というのは長池さんの受け売り・・・)。択伐では伐採することにより上層のギャップはある程度は生成されるが、保存林では倒木そのものだけでなく、個体が自然に倒れることで生成されるマイクロハビタットの室と量が個体群動態にも大きく影響を与えているのであろう。以前、苫小牧研究林を訪れたときに、重機で無理やり木を倒すという施業実験を行っていたが、その後の経過を見に行く必要がありそうだ。

・長池さんに地がき論文のイントロについて話を聞いていただく中で、少しヒントを頂いたので忘れないうちに、修正しておく。と、再びLaTexが言うことを突然聞かなくなった。一応保存はされているのだが、全く引用文献が表示されずに全て?になった上に、たった3頁しかプレビューできない・・・。特に問題ないときにはすいすい行くのだが、何か問題が起こると対応不能状態に陥ってしまうのが難点だ。

・土曜日から夏休み。11日には九州に着いている(はず)。そろそろ持って行くものとか、準備をしないといけないねえ。