goo blog サービス終了のお知らせ 

goto_note

西東京市・北海道富良野の森林を舞台にした遺伝,育種,生態などに関する研究ノートの一部を紹介します

離任式

2007-03-30 | 研究ノート
・森林学会直前ということで、まずはポスターの駆け込み改訂。途中、Oさんのトドマツ相互植栽のポスターも直しつつ、二つとも完成。ポスターフォルダー(正式名は何だろう??)は当方が持っているので、2枚のポスターを持参することに・・・。これで電車に置き忘れたりすると最低(!)である。

・Kくんが試験地周りの過去の毎木データを発掘してくれた。おっと今だに紙のメモ状態である。が、かえってこちらの方が状態がよく分かったりする。いずれにしても電子化しておく必要があるわけだが、こちらにのデータの検討については、午後に回す。

・とりあえず、JB氏からの校閲を反映させて、ヒノキ論文を完成に近づける。ざっと最終チェックして共著者にメールでお知らせ。4月6日を投稿日と定める。最終的な体裁チェックは福岡往復間にもできるだろう。長きに渡る執筆作業もいよいよ大詰めである。

・森林学会のポスター会場の場所などをチェックする。生態学会では、ポスター会場にすら辿り着けないという悲惨な状況だったので、今回はそれは避けなければ・・・。と見ると、ポスター掲示場所は会場の隅っこである。これは暇になりそう・・・。まあ、当方の場合はT13のセッションだから、少なくともセッション参加者は聞いてくれるであろう、と少し安心してもいる。あまり暇なら、他の人のポスターを見ることもできて有意義(?)かも。

・午後から天然更新試験地周りの毎木調査データを野帳から拾って、入力。若干、データがおかしいような気が・・・。林業対象樹種については、中径木と大径木の本数密度が母樹量の指標になるだろうということで、まとめてみる。こうしてみると、地理的に近くでも結構雰囲気が違っていて、こうしたデータの取り扱いの難しさを予感させる。現在のデータと過去のデータではまた意味合いが変わってくるので、色んな点で整理が必要である。とりあえず、生データを手で持って説明することにする。

・4時より離任式。これは公務員(もはや違うけど)だけの習慣だろうか、退職される方を玄関先で見送るという儀式だ。40年以上も勤めていただいたベテランの技術職員が二人も欠けるのは非常に痛い。Tさんは森を見る(そして森林内の歩き方もすごい!)プロ、Sさんは丸太を見るプロ、と言えるだろうか。どちらも独特の風格が肩越しに漂っている。”職人さん”とでも呼びたくなる人たちなのである。夕暮れのせいか、そこはかとなくセンチな気分になる。

・といいつつ、後は福岡行きの準備。持っていくものなどを確認する。別刷りなどを携えていざ福岡へ。うーむ、準備不足の感がありありと・・・。