・朝1番でポスターの説明文の添削をして、メールで送信。最後は時間が切れで、会場へ急ぐ。ホテルから古町の電停へ行き、路面電車で愛媛大学へ。非常に便利なところにある大学である。懇親会後の9時からの発表だったので、いささか人は少なかろうと思っていたのだが、巨大な会場が人で覆いつくされている。こんなに生態学を志望する人が居たとは・・・。
・シンポ始まり。なぜかパソコンの調子がわるかったらしく、必ず一人一つはトラブルを抱えていた。多くは写真が出ないというものだったのだが、当方だけはかってにスライドが次に移ってしまうというトラブル。どうやら、スライドショーの練習の時間を覚えているらしく、そのとおりに進んでしまう。少々てこずったが、十分に練習していたので、全然緊張はしなかった。
・それにしても、これだけ巨大な会場になると、なかなか自由討論というのは難しい。Kさんも苦労していたようで、本当は助けてあげたかったのだが、なかなか突っ込めるところがなかった。高山帯のスライドはいくつかの発表者で出てきたが、お花畑は本当にきれい。大変なんだろうけど、それに惹かれる研究者が居るのも分かる気がする。
・ところで、高山帯では紫外線による突然変異率が高いのではないか、という指摘があり、ちょっと面白かった。クローン植物だと突然変異率とかも推定できる可能性があるので、低山帯と比較するなんてのも面白いかもしれない。当方のトドマツについても後で筑波のTさんからアソシエーション・マッピング(遺伝子型と形質の相関)を見たらどうかという指摘があった。材料としては他にはないものなので、DNA(まずはサンプルだけ)でも採取しておいて、後で解析してもいいかもしれないな、とか思ったり。
・考えてみると、標高別相互移植試験地の植栽個体は、400×6標高なので最大でも2400サンプルだ。実際には間伐したり、死亡しているので、その半分くらいだろうか・・・。一人学生がいれば、遺伝解析と繁殖形質の調査を組合わせれば、相当いい仕事ができそうである。これは面白いテーマかもしれないが、片手間仕事ではない。でも、なくなる前にサンプリングだけはしておかないといかん。
・話は違うけど、ところで生態学会って、どうしてみんなラフな格好なんだろうか。今回はシンポジウムなのでスーツを着たんだけど、全然、そんな必要がなかった(むしろ浮いている!?)。しかし、必要以上にフィールドの装いをしていないか・・・。傍から見ると、若干、奇妙な集団だろうな、きっと。
・学会終了後、南麻布のSさんと現在イギリス滞在中のTさんと、花粉散布研究総説論文の打ち上げという名目で久しぶりに飲む。苫小牧以来の三者会談(?)であるが、統計解析のお話、最新の分子生物学の方向性など、他では得られない情報が満載で楽しかった。その他、よもやま話などなど、多様な話題が飛び出して何かと刺激的な時間を過ごした。
・色々と示唆に富む情報が得られたが、これをどう活かしていくかが問題である。と、気が付けば既に二時近くになっていて、驚愕であった。石坂啓さんの著書「赤ちゃんが来た」にもあるように、時間の流れって、おそらく平等ではないんじゃなかろうか。12時ごろからの時間は明らかに早く流れているような気がする。不思議な感覚は学生時代と全く変わらないのであった。
・シンポ始まり。なぜかパソコンの調子がわるかったらしく、必ず一人一つはトラブルを抱えていた。多くは写真が出ないというものだったのだが、当方だけはかってにスライドが次に移ってしまうというトラブル。どうやら、スライドショーの練習の時間を覚えているらしく、そのとおりに進んでしまう。少々てこずったが、十分に練習していたので、全然緊張はしなかった。
・それにしても、これだけ巨大な会場になると、なかなか自由討論というのは難しい。Kさんも苦労していたようで、本当は助けてあげたかったのだが、なかなか突っ込めるところがなかった。高山帯のスライドはいくつかの発表者で出てきたが、お花畑は本当にきれい。大変なんだろうけど、それに惹かれる研究者が居るのも分かる気がする。
・ところで、高山帯では紫外線による突然変異率が高いのではないか、という指摘があり、ちょっと面白かった。クローン植物だと突然変異率とかも推定できる可能性があるので、低山帯と比較するなんてのも面白いかもしれない。当方のトドマツについても後で筑波のTさんからアソシエーション・マッピング(遺伝子型と形質の相関)を見たらどうかという指摘があった。材料としては他にはないものなので、DNA(まずはサンプルだけ)でも採取しておいて、後で解析してもいいかもしれないな、とか思ったり。
・考えてみると、標高別相互移植試験地の植栽個体は、400×6標高なので最大でも2400サンプルだ。実際には間伐したり、死亡しているので、その半分くらいだろうか・・・。一人学生がいれば、遺伝解析と繁殖形質の調査を組合わせれば、相当いい仕事ができそうである。これは面白いテーマかもしれないが、片手間仕事ではない。でも、なくなる前にサンプリングだけはしておかないといかん。
・話は違うけど、ところで生態学会って、どうしてみんなラフな格好なんだろうか。今回はシンポジウムなのでスーツを着たんだけど、全然、そんな必要がなかった(むしろ浮いている!?)。しかし、必要以上にフィールドの装いをしていないか・・・。傍から見ると、若干、奇妙な集団だろうな、きっと。
・学会終了後、南麻布のSさんと現在イギリス滞在中のTさんと、花粉散布研究総説論文の打ち上げという名目で久しぶりに飲む。苫小牧以来の三者会談(?)であるが、統計解析のお話、最新の分子生物学の方向性など、他では得られない情報が満載で楽しかった。その他、よもやま話などなど、多様な話題が飛び出して何かと刺激的な時間を過ごした。
・色々と示唆に富む情報が得られたが、これをどう活かしていくかが問題である。と、気が付けば既に二時近くになっていて、驚愕であった。石坂啓さんの著書「赤ちゃんが来た」にもあるように、時間の流れって、おそらく平等ではないんじゃなかろうか。12時ごろからの時間は明らかに早く流れているような気がする。不思議な感覚は学生時代と全く変わらないのであった。