GREAT LOVE KINGDOM

山を楽しむために生きる。

楽しいことと悲しいことと…

2007年12月16日 23時39分17秒 | 介護のお仕事
先日の日記を書いた翌日、目が覚めたら13時・苦。
休みの日でも8~9時位には起きているのだけれど、この日は目が覚めませんでした。
最近、不覚にもケータイでmixiをやって、そのまま寝てしまうことが多く、ケータイの電源は切れていました。
電源を入れると…留守電にホームからの伝言がたくさん…。
嫌な気がしてホームに電話をすると…嫌な予感は的中。
大事件が起きてしまいました。

入居者さんが亡くなりました。

入居者のSさん(76歳・女性)は14日の朝、普通に起床し、いつも通りに朝食を食べて、日課のラジオ体操をやっていたそうです。
そして、いつも楽しみにしている散歩へ出かけると、『あれ…背中が痛い…』と倒れこみ、そのまま意識が遠のき…救急隊が到着した時には心肺停止の状態だったそうです。

ボクは急いで搬送先の病院まで車を飛ばしました。
しかし、病院へ向かう途中『Sさんが亡くなりました…』との報告を受けました。
死因は急性心筋梗塞でした。

Sさんはホームのオープンと同時に入居された方で、ボクより長くホームに居られました。
ボクが入社して2週間が経った頃、精神疾患をもつSさんは精神科へ担ぎ込まれました。
何日も部屋に閉じこもり、部屋の隅から隅まで“尿取りパッド”を敷き詰め、夜中に『誰も入ってくるな!!殺してやる!!』と奇声をあげていました。
ボクは初めて精神疾患の方を見たので、かなりショックを受けました。
Sさんは救急車に担ぎ込まれる際に『また病院に閉じ込めるのか!!もういやだ!殺して!!』と叫んでいたのが思い出されます。

そんなSさんも、精神科を定期受診することで症状を緩和させ、ここ数年はホームでも落ち着いた様子で生活されておりました。

それだけに、今回の突然の死は信じられませんでした。

安置室に横たわるSさんは、まるで生きているような顔をしていましたが、冷たくなっていました。2~3時間前までは生きていたんだものね。

重い空気を抱えたまま、実家へ。
やっぱり実家に行くと気分は和みます。
少し早いけれど、妻の誕生会をやって貰いました。

楽しい夜を過ごし、気分転換が出来ました。

そして夜勤明けの、今日の朝…
早朝、他フロアの職員から『Nさんの様子がおかしい!』と連絡が。
いつもは元気に笑顔で起きてこられるNさんがうずくまっている。
(Nさんは今年すでに4回、心筋梗塞で入院している。)

今日は日曜日。困った。
色々な医療機関に救急を依頼するも、循環器科の対応が出来る病院が見つからない。
そこで家族に相談すると、かかりつけの病院に無理を言って受診してくれました。
Nさんも心筋梗塞を再発していました。
Nさんは年内に特別養護老人ホームへの入居が決まっており、来週中にも退去の手続きをする予定でした。

はぁ…。
これから年末年始を迎えますが、きっと楽しいことと、悲しいことが色々起こるような予感がします。

明日はSさんの通夜に行って来ます。
コメント
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