GREAT LOVE KINGDOM

山を楽しむために生きる。

介護理念

2007年02月13日 12時27分51秒 | 介護のお仕事
昨日の夜からどうも体調が優れず、夜中は全身の筋が痛くて殆ど眠れませんでした。朝、体温を測ってみると高熱が・・・。
今日はプールで鍛えようと思っていたけど諦めました。
そうそう。『24』(シーズンⅤ)も観終わってしまったので『PRISON BREAK』を観ています。『24』のジャック・バウアーのような強烈キャラがいないので、若干もの足りなさは感じますが今のうちだけでしょうか。
『PB』第1話を観ていてひとつ発見が。“折り紙”は英語でも“ORIGAMI”というのですね。
発音は『オゥリガーミ』だったと思います・笑。

久しぶりに介護の話を。
ここ暫く、介護の記事を書けなかったのは“介護理念”を失ってしまったからです。
今までボクは『入居者本意のケア』を介護理念として来ました。なるべく本人の好きに生活して欲しい。必要なところだけお手伝いしよう。と。
しかし、11月に入居したお婆さんの影響で環境は大きく変わってしまいました。
お婆さんはホールや皆の憩いの場(畳やコタツなど)でも半身裸になり、放尿などをしてしまう為に、もはやそこに近づく入居者はいなくなってしまいました。
食事の際も、そのお婆さんは他人の食事やゴミもお構い無しに食べてしまう為、他の入居者とは別のテーブルで食事をしている始末。
この業界で良く言われるのが“半ボケは死ぬほど辛い”ということ。
認知症をゆっくり進行させられたり、逆に進むだけ進んでしまえば本人にとっても楽なのだろうけど、“自分でも何が何だか分からない”状況というのは想像以上に辛いのかもしれません。

ここ1ヶ月ほど、『入居者本位って何なんだろう?』と考えるとますます分からなくなりました。
裸で人の部屋に入り込んだり、人が鼻をかんだ紙を口にいれるのが、その人のやりたいことだったら・・・それをやらせてあげるのが『入居者本位のケア』なのか?恐らく違うと思うけど、そこまで落ちてしまったお婆さんに、どうやって希望の光を見つけてあげれば良いのか分からない。
大方の職員も疲れ切ってしまっており『もう、この仕事を辞めたい。』なんて話しも聞く。何とか上手く乗り切りたいものである。
今は分からなくても、いずれ分かる時期が来るかもしれない。
そのためにも今の経験は無駄にせず頑張りたいと思います。
コメント
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