類句のメモ借りゆりかもめの悔いる
近隣の小諸そばが閉店しまったおかげで、
所謂「立ち食いソバ」が少々遠方になった。
実は同じチェーン店が数軒あるにはあるのだが
なんとなく気がノラないのだ、許せ。
で、昔から愛用している「十六文そば」。
もちろんそんなに安くはないのだが(当たり前だ)、適度に安く満足感はたんまり有る。
一番の売りは「ゲソ天蕎麦」。
これにざっくりした唐辛子を多量にふりかけ一気に喰うと
寒い冬も吹っ飛んでしまうというスグレものだ。
今日もはふはふ喰っていたら、小柄な兄ちゃんが入って来て
「お蕎麦、ゲソ天ダブル」と一言。
店主「はいよ」と大きめの器に蕎麦を入れ、そこにおもむろにゲソ天を2個積み上げる。
たっぷりと出汁をかけて、「へい550円」。
丼からは高さ10cmのオブジェ。
背中を向け無言で食べ続ける兄ちゃんの白い作業着が輝いていた。
奇怪活気
すいすいスイス