死んだら談志2024

水仙花死んだら談志完成す
回文俳句&吾郎関連の諸事雑事
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回文は行く その二百四十

2006年08月01日 00時30分26秒 | Weblog

店構え右脳奉納絵馬が蝉

昼飯を喰おうと裏道を歩いていると、
なにやら見慣れぬ看板が目に留まった。
本日開店、十割そば、限定四十食。
蕎麦屋であった。
興味をひくには充分なのだが、果たして値段の程は?と
いきなり下世話な方向に思考が向くのはいたしかたない。
盛り500円。
納得である。ガンバって値段つけさせていただきましたという所か。
ただ、腹が減っていたので、果たしてこれで食欲が納まるのかと懸念したが
敵もさるもの、鳥炊き込みご飯150円という秘密兵器を準備しておった。
こうなればいたしかたない。とりあえず食べてやろうと店に入った。
いきなり「いらっしゃいませ」という甲高い声。
そしてジャズがやや大きめな音で天井から流れてくる。
テーブル、椅子ともにおしゃれな西洋風の佇まい。
夜には酒を出して経営を楽にしようという戦略か。
田舎風もり蕎麦を頼んだ。
待つこと5分。対面の注文した限定40食ぶっかけ蕎麦600円也に先んじて
蕎麦が到着した。
色は黒みがかり、艶はほどほどに、盛りも高さ3cmを維持。
まずは定法に則り、つゆにつけずに一口。
冷たい、腰はやや緩いがまぁこんなものだろう。
田舎風にしてはやや細め。
だがなんといっても致命的に「二度と来ぬな、この店」と思ったのは
その香りである。香りがない。
蕎麦であろう、打ちたて、湯でたての十割バッターであろう。
しかし、噛んでも飲み込んでもすすっても
香りが立たないのである。
そそくさと蕎麦をたぐり、
薄い蕎麦湯をぐびりと飲んで退散。
嗚呼、この店、夏を超せるのだろうか‥‥‥。

田舎しかない
湯葉添え蕎麦湯
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1 コメント

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Unknown (山本★人)
2006-08-04 00:03:25
新蕎麦前だし、いまんところ何処行っても、蕎麦はあんまり美味くないんでないかい。

あたしゃ、自宅乾麺派。上野〝菓子の三木〟で1キロ400円程度の物を使用、パスタや、うどん、素麺と併用しますので3ヶ月近く持ちます。あたしや、それで充分。ザル1枚1000円近く取ってる店を見かけるとムカつきます。
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