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まほろ界隈逍遥生々流転日乗記

スマホとホームWi-Fiのこと

2015年10月04日 | 音楽
 ここのところ、といっても八月中旬から九月にかけてのことだけれども、長く変化のなかった時代遅れの電子通信をめぐる個人的環境に相次いで変化があった。
 具体的には、まず八月十八日、これまでの携帯電話をスマートフォンに移行することに。シャープ製の“シンプルスマホ”という初心者向けの操作性の簡易なもので、OSはグーグル社のアンドロイドらしい(実は、IT関係はあまり詳しくないのだ)。どうして移行したのかというと、娘がアップル社アイフォーン機に変えたため、一台使用していない機器が生じていたためでこの機会に遅まきながらようやく時流に乗ることができたという、極めて消極的な事情から。でも、インターネット接続機能やカメラ機能で撮りためたスナップ画像については、従来のガラケーでは不満足で閲覧に不便さを感じていたし、より大きな画面で見てみたいと思っていたのは確か。
 最初は指先のタッチ感覚になかなか慣れなくて、おぼつかないメール操作だったがそれもようやく慣れて、文字通りスマートになってきたかな。

 それから九月十八日には近くの家電量販店に出かけてきて、ホーム用のWi-Fi親機(ルーター)を購入し、リビングルームに取り付けてパソコンの無線LAN環境が整った。その結果、いままではモデムから有線で繋がれたリビング机でしかインターネットやメールができなかったのが、自室でも可能になった。ちなみに前回のブログがその環境で作成された最初のものだ。
 こうして、ようやくわが身においてもにIT環境が人並みに時代に追いついた?かたちとなったので、メデタシ、めでたしともろ手をあげたいとことだが、どうも少し違和感、というか何か感覚が異なっている感じがあるのだ。自由に好きな時に自室でインターネット、というのはこの時しかできないという切実感が少なくなった分、無駄なこともできてしまって集中力に欠けるのかもしれない。
 たとえばスマホですが、駅ホームや電車の中の風景、座席のほとんど人が手中の小さな画面を覗きこんでいるが何をしているのかというと、大抵はゲームかラインのやり取りか、商品購入かニュースサイトなどのネットサーフィン(このコトバももはや古いか)であろう。つまり、暇つぶしなのである、それも他人から与えられる一方の、多少は自らの意志もあるかな。座席の両側でスマホに夢中の人に挟まれると、なんだか居心地が悪く感じたことはないだろうか?別に迷惑をかけているわけでもないのに何故か、それはその当人が周囲の関係性とあまりに隔絶しているからではないのだろうかと思うのだ。あるいは、あまりに一方的な情報の受容からの思考停止状態。せめてもうすこし、ぼんやりとでもいいからまわりの風景や環境に気を巡らしてもいいのではないかしら。やや大げさに言えば“いま、ここ”でどう生きるかである。

 さて、今回当たり前のことでふたつ、ようやくわかってスッキリしたことがあった。ひとつめは、Wi-Fiを導入するにあたって、その「ワイファイ」っていったいどういう意味ってこと。いまさら聞くのも気が引けて、自分で調べれてみれば意外と簡単、「Wireless Fidelity」の略で、直訳すると「無線における忠実度」「無線(環境における高い)性能」っていうことでした、なるほどね。詳しい仕組みはわからないけれど、そういえばすでに聞きなれた言葉で「Hi-Fi」ってありますが、これなんか「高性能」の略だろうから、語源的にはその延長線か親戚というわけか。
 それでは最後に。これもいまは当たり過ぎてな~んも疑問に思われなかった「ブログ」って何のこと?このコトバがでてきた十年前ほど前にはどう説明されていたのか覚えていないのだけれど、簡易ホームページだったかな、なんとなくしっくりこないままだったのでこの機会に調べてみました。なんと「Web Log」の省略、ということは「蜘蛛の巣状の記録または日誌」、つまり“インターネット上の個人日記”を意味していたのでした。
 元が分かってしまうと、ふたつとも拍子抜けするくらいなんとストレートな表現!


 この時期のスナップ、今年の中秋の名月を近くの教会からのぞむ(撮影:9月27日)

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