日々礼讃日日是好日!

まほろ界隈逍遥生々流転日乗記

三渓園

2013年06月10日 | 日記
 昨日8日、空梅雨の合間に久しぶりに本牧三渓園へ。園内の重要文化財建造物公開に合わせての訪問。入り口大池からの旧燈明寺三重塔に紫と白の花菖蒲が艶やか。まったく絵になるというか、三渓園のイメージを代表する景観。期待を裏切らない導入に高揚感が増す。
 そのまま内苑へ。臨春閣は紀州徳川家ゆかりの邸宅。広間の前には池が開けていてここから望まれる三重塔もいい。谷沿いに造園された渓流をさかのぼり、本日のお目当ての一つ、聴秋閣を遊歩道から見下ろし一息つく。くだって今度は隣の渓流沿いに月華殿、天授院とめぐり、再び聴秋閣へ。京都・鎌倉からの移築が多く、明治大正期有数の数奇者の美意識を感じる。由緒ありの建物をわざわざ移して自らのステータスに加えるという行為は日本独特なのだろうか?単なるリサイクル以上の伝統精神の具体的再生か。

 園内茶屋で軽く昼食して、後ろ髪をひかれる思いでこの名園をあとにする。続いてバスで日本通りへ移動し、神奈川県庁での「歴史を生かしたまちづくり」シンポジウムへ。そして夜は家族と横浜駅で合流して海港祭花火を大桟橋からMM地区の夜景越しに鑑賞。もう、夏本番近し。

三渓園

最新の画像もっと見る