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まほろ界隈逍遥生々流転日乗記

東京都知事選2014 町田にて

2014年02月07日 | 日記
  町田駅周辺には、ベデストリアン・デッキにつらなる空中広場が二カ所あるのだけれど、そのうちの横浜寄り方面にある商業ビル「町田ミーナ」につらなる広場には、巨大なステンレス製の円錐形モニュメント「町田シティーゲート」(たしか名古屋出身の黒川紀章制作、1986年)が天空に向かってそびえている。その端っこにある、都知事選ポスター掲示板の一コマ。
 随分と若造りでシブく決めている横顔にシンプルに「細川護煕」とだけ記し、ほかには「反原発」どころか何もメッセージはあえて示されていない。その名前こそが最大のアピールであるとの自信の表れ?政治家を引退、隠居して湯河原で陶芸と晴耕雨読をきめこんでいた?と思われた、細川ガラシャ夫人に連なる熊本藩当主で御年76歳の元首相は、キリスト教カソリックのイエスズ会が創立した上智大学の出身だ。そのOGである名古屋在住の友人にこの画像を送ると、返ってきたコメントが
「このポスター、映画の小道具みたい。なんだか完成されすぎていてリアル感ないわ。」とバッサリ!
 
 

  東京都知事選終盤の五日午後6時、はたして元首相のお二人は、ここ東京の外れでいったい何を訴えたのか?!お隣の本命候補とともに気になりマスゾエ!(とアエラ発売広告コピーふうに呟いてみる)。
 
 さて昨年末、町田ブックオフで購入したままになっている殿の著作「不東庵日常」(2004年)をひも解いてみようか、と思い直すのだった。「不東庵」(増築部分は設計藤森照信、2001年)は湯河原のお住まい、表紙には庵の作業場で作陶に励む殿の姿が窓辺越しに映っている。