昭和になっても平成になっても大正エビ?
日本人が好む食材のひとつ、エビ。
その昔、日清の社長だった安藤百福氏は、日本発のカップラーメン、
日清カップヌードルの製作スタッフに
「エビを入れろ、日本人はエビが大好きだから、エビを入れれば売れる」
と言ったエピソードも残っているほど。
まあ、そのエビだが、ひときわ贅沢なエビの中に「大正エビ」がある。
さて、この「大正」とはどこから名づけられたのだろうか?
大正エビはその学名を「テナウス・オリエンタリス」といい、中国黄河河口近くの
渤海(ぼっかい)湾に住んでいたもので、日本に入ってきたのは大正9年ごろのこと。
だから、大正とつけられたかというとそうではない。
初めて輸入された頃は、クマエビやチンタオエビなどと呼ばれていて、
決まった名前が無かった。
そこで、大正11年の時、混乱を避けるため名前を統一しようということになり、
このエビを輸出していた会社が「大正組」という会社だったので、
「大正エビ」という名前に落ち着いた。
つまり、年号の「大正」ではなく、会社名だったというわけだ。
鹿児島の賃貸・売買情報ならほほえみネット不動産㈱