無臭時代かなんだかは知らないが、口臭はもちろん、はてはアレの臭いまで
消す薬が開発されて、「クサイ」がいじめ言葉の代表にまでなってしまった。
体臭を消す方法なんていうのは、インターネットで高額で取引されるというから、
よほど、体臭にコンプレックスを持っている人は多いのだろう。
体臭なんか、いっそなくなってしまえばいいのに・・・
たしかに世の中には、いいにおいと嫌なにおいがある。花や森や海の自然の
臭いは、悲しい思い出人の心を和ませ、いい気分にさせてくれる。
そのために人間は香水を作り出し、人工の香りでいい気分を得ようとしてきた
歴史がある。
臭いが脳にもたらす刺激は、悪臭ばかり槍玉にあがって、体臭もその1つに
挙げられているわけだが、必ずしも悪い面だけというわけではない。
イヌがお互いのお尻の臭いをかぎあって個の認識をするように、
人間も1人1人固有のにおいがあると考えればいい。
動物が発情期に、その臭いで愛を語るチャンスをつかむように、人間も臭い
で異性をひきつけることがある。
日本人は、臭うのは不潔だからと考えやすいが、外国人は体臭すら含めて
臭いをセックスアピールのひとつとする。においはフェロモンと考えた方が
いいのかもしれない。
汗臭かったり、夕べ食べたニンニクの臭いでは、百年の恋も冷めてしまうだ
ろうが、体臭は恋愛の小道具と認識した方が正しいだろう・・・
今日の花 ひがんばな
花ことば 悲しい思い出
☆ 今 日 の 一 言 ☆
想うって、相手の心と書く。
大切なのは、相手の気持ちを
思いやるってこと。
作者不明