不眠症は紫、藤色。食欲不振は緑、橙。うつ病は橙、黄。咳は青、赤。
これはいったい何のことかお分かりだろうか?
正解は、治療薬のカプセルの色。病院で診察を受けて、先生から処方指示の
薬を受け取るとき、たとえば鎮静剤ならば「青、緑」が自然をイメージさせて
心理的にプラス効果を生むという。
このときに薬のカプセルが黒い色だと、逆にマイナス効果を生むことになるという。
人間の気分、精神状態というのは、その後の病状にも作用する。
これは「プラシーボ効果」、いわゆる偽薬効果でも明らかになっている。
ある研究によると、病気の種類によって、好感を持たれる色と嫌悪感をおぼ
える色があるいう。たとえば、強迫症の人の嫌いな色は青、緑、赤、黄の4色
だといわれている。この場合青や緑に比べて、赤と黄の2色は受容しやすい色
だった。そこで、赤と黄が適しているという判断がなされ、治療薬のカプセルに
なったという。
さらに「血圧硬化剤=えび茶色」「ビタミン剤=赤、緑」「抗肥満剤=モスグリーン」
「抗菌及び消毒剤=トルコブルー」などと治療薬のカプセルの色が提案された。
もちろん、色分けすることで飲み間違いを防ぐという意味も大きいが、精神的な
理由もあることもうなづけると思う。
今日の花 おりづるらん
花ことば 子孫繁栄
☆ 今 日 の 一 言 ☆
年をとってくると分かります。
単純に生きることがどれほど難しいことか。
そして、単純に生きるということが
どれほど勇気を必要とすることか。
そして、単純に生きるということが
どれほど力強いものか、ということが。
(坂田信弘:プロゴルファー)