桜の木の下で

桜の木の下である８０才の女性と話をしながら歩いた。

この方、２ヶ月ぐらい前に予期せぬ出来事が起こって、意気消沈してしばらくは何事にも意欲を失っていたのに、今回お会いしたら１８０度、気持ちを切り替えていた。

「考えてもしょうがないから、まあこういう運命だと思って、どんどん前へ進むしかないわよねえ」なんてケロッと淡々と私に向かって言った。

その言葉と表情には迷いもなく、吹っ切れた感じだった。
まあ全く気にならないと言ったら嘘なのかもしれないけど、８０才になってもこんな考え方が出来て羨ましいのと、その日、とってもマイナスになっていた自分の体に一撃をくらったような瞬間だった。

要は考え方次第なのだ、と。
そのマイナスな状況をどう捉えるかで全然次へのステップや状況が違ってくるのだ。そのことは色んな人が言っているし色んな本にも書いてあるが、自分の隣りにいる８０才の方が発した言葉がタイムリーにもその時の私の心を救ってくれた。

応援をしてくれているたくさんの人には今、いい答えが示せないが私の最終目的はここではない。今はまだ通過点。

あきらめない。