本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

あの失敗したミサイル打上げはしゃかりきになるほどの事件だったろうか?!

2009-04-08 17:02:33 | 世界
オバマはトルコで演説して「我々はテロリストと闘っているのであって、イスラム世界を敵に回して闘っているわけではない」と言ってトルコをヨイショしたとかで、トルコは国内にクルド人の反政府勢力を抱えていて、その意味では国境を接するイラクの現政権は親米のクルド人容認の立場だから、むしろこれを徹底的に弾圧した旧サダム・フセインの政権の方と利害が一致していた。イランは親米の王制がホメイニ師の革命で打倒されてからは有名なところではアメリカ大使館が占領されたりで、ずっと対米関係は険悪だったが、最近はこの地域から身軽になりたい一心のアメリカはロシアに続いて「イランの核開発は民生用だ。核兵器用のプルトニウムは充分でない」との認識に転換したそうだ。核を民生用と軍事用に「解釈」で区別するなど笑止千万、元々不可能な話であって、これはあくまで「科学技術」の問題で「諸刃の剣」だからどっちにだって使えるわけである。「包丁」は刺身も造れるし人も殺せるというのと同じような理屈だろう。私は知らなかったが、イランはアメリカがこれから「平定」を目指すアフガン(←隣国だ)へ多大の援助をしているとのことで、この力を無視してアフガン和平は困難という実利的理由もあって(イスラエルの手前おおっぴらには出来ないが)アメリカはイランとも仲良くしたいらしいのである。西側に妥協的なトルコが発言力を強めれば、相対的にエジプトら旧勢力の影響力は弱まるわけで、諸派諸勢力の思惑・利権が錯綜する中東情勢である。まったく人間というのは根っから紛争・小競り合いから更には「戦争」までもが好きで好きでたまらない動物である・・というわけで、詳しくは「田中宇の国際ニュース解説」の最新号を読んで、それでも不足なら自分で得心の行くまで好きなだけお調べになってちょうだい♪ . . . 本文を読む

削除する前に。

2009-04-07 10:11:25 | 
私のところへも変な英文のTBや、一人よがりで傲慢な匿名のコメントもたまにあるが、私は自分が意味不明だったり気に食わなかったりした場合は即削除が原則である。今日は適切なネタが思いつかないので(!)、例外的に「或る気に食わないコメント」を紹介し、合わせて私がなぜそれを削除するかの理由も述べたい。w . . . 本文を読む

誤探知・その後。

2009-04-06 14:21:40 | 世界
自衛隊の「誤探知」は警報の段階で早この「軍隊」の無能ぶりを露呈した。まあ、極東米軍に「おんぶにだっこ」の「金魚の糞」みたいな「軍隊」だから実力はこんなものだろう。この醜態ぶりは遺憾ながら、日本のテレビをよく見ているというあちらの将軍様にはさぞや大受けだったろうと思われる。ところでアメリカの軍事衛星は地上15cmの物体まで識別出来るそうだが、これで得た情報の細目は、スーパー軍事機密だから自衛隊にも韓国軍にも教えて貰えないというのである。かつては米軍と共同で朝鮮戦争を戦い、ヴェトナムにも参戦した履歴を持つ韓国軍ならまだしも、アメリカ譲りの最新兵器の情報までエロ画像と一緒にwebに配信してしまうような軍隊を誰が信用するだろうか?!我が国はときに「スパイ天国」だなどと自・他称されているけれども、これでは各国は日本にスパイなんか送り込む必要がないじゃないか?!(笑)それでこの衛星が北の発射台横に数台の黒塗りリムジンが停まっているのを捉えたそうで、それには北の賓客(=イランとかのアラブのお金持ち??)がミサイル打ち上げの観覧に招かれて乗って来たのだそうである。彼らは商談に来たのである。彼らが共通して欲しているのは、北米にまで届く核ミサイルである。如才ない北はそれを開発して売りたいのである。いよいよとなったら中国やロシアが仲介に入ってくれる筈だと高を括っているのか、北の戦略はあくまで「アメリカとタイマンを張る」ことなのであって、その大目標があるからには、彼らは内心(と言うよりも大っぴらに?)「アメリカの子分でしかない日本なんか目じゃない」と思っていて、それで拉致でも領海侵犯でも何でもするのである。彼らは云わば「ご近所のワル餓鬼」であって、「おめえと喧嘩しても負けねえよ♪」と言っているのだ。先に韓国航空機爆破犯が拉致被害者家族会と面会した際「北のプライドを傷つけないように交渉すれば道は開かれる」と貴重なアドバイスをしてくれたのだけれど、日本の政界もメディアも被害者家族会も当然の如くこの部分を敢て黙殺したわけである。あの国をいくら「制裁」したからと言って「はい、私が悪うございました」と泣いて詫びるような国かどうか、少しは考えた方がいいのだ。 . . . 本文を読む

Retriever Legend's blogに見る「検察の失態」。

2009-04-03 10:51:21 | 社会
昔「ウ~マがしゃべる、そぉんなバカな♪」という主題歌の「I am Mr.Edo.」という白黒のアメリカ連続TVドラマがあったが、Retriever Legends blogというところでは「散歩好き、読書好き、惰眠好き」というご主人に代わって犬がしゃべっている。しかもただのおしゃべりではなく、今回の小沢スキャンダルに於ける検察批判を飛び飛びにではあるが四回にも亘って展開しているのだから「負けそう」ってか、こっちは冷汗だわさ。・・というわけで、以前安倍ポンの走狗=俳優津川雅彦のblogなどを紹介した手前、「不偏不党の一言居士」(←どこが!?)たる私は、今日は逆の立場に立つレトリバーのスーパーワンちゃんのおしゃべりをテキストに、この事件を軽くお浚いしてみるのですたい。←語尾だけ九州弁。w . . . 本文を読む

今この国には直接民主主義の奔流というものがない。

2009-04-02 18:31:30 | 世界
まあしかしあれだね。自民党現体制側に仕掛けられて以降、この間の民主党の対応は遅過ぎて話にならないように思う。全て後手後手でおろおろしているという印象しかない。小沢党首の善し悪しは別にしても「党首」というものは一政党にとってあくまで「方便」に過ぎないのだから、小沢さんに余りに依拠し過ぎた今の体制というのは異常なのである。民主党は「小沢党」ではない「筈」だ。これはもう、「民主党主体の政権交代」なんか諦めて、こんな党は早急に見限った方が精神衛生上いいかもしんない。汗。今の民主党は一ヶ月前仕掛けられた当初私が指摘した通り「頭を潰され胴体だけが生き残った蛇」そのままにのたうち廻っているだけだ。安倍ポンの走狗=津川雅彦がいみじくも言ったように、これは「民主党バブル」だったのである。そしてバブルは儚くも弾けた。思うに中央の政治に「期待」するだけの我々一般民衆が一番悪いのである。自分で小さな「行動」一つしないもんだから何でもかんでも「政党頼み」の「他力本願」になってしまう。「直接民主主義」の片鱗すら感じられないから、これではナベツネあたりに「お前さんたちは黙って見てりゃあエエんよ♪」と断定されてもぐうの音も出ないのは当然じゃないか。遥か海の向こう、金融サミットが行われている「紳士の国」・イギリスの「反・銀行」デモを見たらいい。大した人数でもないのに大荒れして、某銀行のガラスまでぶち破ってしまった。彼らは今の政治に対する不満を直接表現することに何の躊躇いもない。あれに比べたら我々なんかは見事に飼い馴らされてしまった物言わぬ「羊」たちでしかない。誰一人鬱屈した心情を発露出来ないのだから「情けない」の一語である。こりゃ本当に駄目じゃないかね、お父さん?!だからもう「政権交代」などという大それた野望は捨てて、現有自民議席を多少でも減らすこと「だけ」を夢見ていた方が賢いのではないだろうか。その方が気楽でいいし、ショックも少なくて済むぜ。笑。「若(←バカと読め!)者たち」よ!「セイジだのセンキョだのは年寄りどもの祭典だ(←事実だけど!)」などとお高くとまってないで、たまにはデモの一つもやらかしてみたらどうだ?!一人が立ち上がればみんなも続くかも知れないぞ。笑。あんたらの親父もそのまた親父も、デモくらいはして来たぜ。その結果がこのザマだからふがいないし面目ないんだけどサってか、あちゃ。w . . . 本文を読む

アンチ・デタント。

2009-04-01 12:31:15 | 世界
今日は「緊張なしでは生きられない」という「緊張おたく」の話である。北の自称「人工衛星打ち上げ」を巡って今自衛隊のパフォーマンスが大々的に繰広げられているのは当然の話で、例えばニートの若者を入隊勧誘するときは「大丈夫、戦争なんか行かない。大型免許は取れるし、宿舎・三食付で休暇もボーナスもあるし♪」云々と誘っておいて、甘言に釣られていざ入隊してみると戦前の旧日本軍並みの愛国教育を頭ごなしに注入される。「防衛大出身者」(←士官候補生だ)と「一般隊員」(←ブーツ・オン・ザ・グラウンドの一般兵卒だ)との待遇格差は終生変わることがなく、一般隊員は現実離れした空しい思想教育を建前だけのお題目としてやり過ごし、こともあろうにエロ画像と一緒に軍の最高機密をウィニーで垂れ流したりする。それでも自衛隊は軍隊である。しかも装備はアメリカ譲りの立派な近代兵器を備えているがその実力たるや極東で一番弱い軍隊だ。強制付与された使命感や愛国心では人は命のやり取りは出来ないのだ。だから北が大陸間弾道弾の試射を「人工衛星の打ち上げ」と称してテストを強行し、いやが上にも対日の「緊張」を増幅してくれるのは実は内心大歓迎なのである。それでこそ自らのレゾン・デートルを思う存分宣伝出来る。現場の個々の隊員たちに襲いかかるのはかかるギャップに次ぐギャップの連続である。「危機を仮借なく刷り込まれる」という事情は北の兵士・国民も同様で、ここに相互の「危機の煽り立て」による「靠れ合い」という構図が如実になる。米ソの冷戦時代以降、世界情勢は全て「危機の煽り立て」の連続である。大国同士の戦争は封印される代わりに、世界のどこかで戦争が行われ、今やテロリズムまでもが世界中に拡散されてしまった。我々の生きている現代という時代は、このような「平時と戦時の区別がつき難い時代」なのである。そういうわけで、今回の検察による時局への露骨な介入によって一挙に息を吹き返した麻生は俄然断然反転攻勢の姿勢を明らかにし、「補正予算に反対出来るもんならしてみろ。5月解散だぞ」と野党を挑発するアドバルンを揚げた。人間変われば変わるもので、この豹変ぶりは一体何なんだ?!笑。尤もこれも内閣支持率次第で、TBS後藤キャスターによると「30%」を突破したら直ちに解散という腹らしい。5月を逃すと任期満了まで突き進むしかないが、麻生は自分の手で解散すると言うのだ。 . . . 本文を読む