本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

《セ・パ》ではパが《囲碁・将棋》では将棋が怒る?

2005-05-25 05:55:22 | 囲碁・将棋
*「近頃何が腹が立つと言って、腹が立つことばかりで、腹を立ててばかりもいられない状況です」(埴谷雄高)
*「心ある人々(?)」はみんな腹を立てているのです。憤懣やるかたない、とでも言うしかない現況なのですよ、多分。
*でも腹を立てるのは精神衛生上よろしくない。胃や十二指腸が爛れて穴が開いてしまうかも知れない。漱石みたいにタカジアスターゼが必要になるかも知れない。
私だってもし「腹を立てるのなら、まず自分自身に対して腹を立てるべきだ」などと言われた日には(当たっているだけに)悔しさと恥ずかしさで、その場に卒倒してしまうかも知れないのである。

*というわけで、最近私は元気が出ないから、小泉ポチや役人や道路公団やJR西日本や、それから・・・、もう(!)こうして並べ上げているだけでも体調不良になってしまうから、そういうことはもうちょっと元気になるまで言及しないのである。

*昨日でセ・パ交流戦は半分終った。始まる前と比較すると、セは順位等が様変わりし、パはロッテと楽天の「独走」に変化はない。一時は貯金「11」で首位を独走していた中日は交流戦は楽天に次いでビリから2番目の成績で今セ・リーグ3位、代わって首位に立った阪神は昨日貯金を一つ減らして「5」となったが、去年は貯金「4」が最高だったことを思えばまだ大丈夫(?)だ。
*巨人は借金を半分返済したがまだ最下位だ。ぶひひっ! 私が思うにはパの各球団は巨人のネームバリューに位負けしているのである。交流戦が終れば巨人はまた黒星が続くだろう。メジャーに行かせて貰えなかった上原は今年はパスかしらっと。♪ルンルン。

*パ・リーグファンや関係者から言わせると、そもそも《セ・パ》という言い方自体が気に食わないらしい。「たまには《パ・セ》と言え!」というのである。
*でもそんなこと言ったって、経営に失敗したのはパだからね。西武は年間20億の赤字だそうで「身売りも視野」との報道も出ている。

*《囲碁・将棋》という言い方も将棋界からは一時期不評だった。
 そう言えばNHK杯のTV放映の時間帯がある年編成上30分の差が出来たことがあって(つまり囲碁は2時間、将棋は1時間半)これには日頃温厚を持って鳴らす加藤一二三九段も「兄弟の隔てなく」接して欲しいとNHKに苦言を呈したこともあった。

*朝日新聞が囲碁と将棋の《名人戦》を自分のところで並べてしまおうと画策したことがあって、当時将棋の名人戦は朝日が持っていたが、囲碁の名人戦を他社から引き抜いて契約を結ぶため、将棋連盟との契約より1億円多い契約金を用意したため、将棋連盟は怒り心頭、名人戦を毎日新聞に持ち帰ってしまった。毎日は当時《王将戦》というタイトル戦を持っていたがこれはスポニチに廻してしまったのである。

*しかしまあ、歴史的に言って(?)囲碁と将棋では将棋の方が分が悪そうである。江戸期には将軍様の御前で対局する『お城碁』『お城将棋』という制度があったが、将棋はあくまで前座の扱いで、メインは囲碁の方だった。
*経営者と言えば「新聞は日経、趣味は囲碁」ということになっていて(?)、これが「スポニチ片手に縁台将棋」ではどこか町工場のおっさんみたいなのである。

*ただ私見を述べるならば、囲碁は中国の発明だが、日本将棋はチェスなんかより遥かに奥が深いゲームである。例えば、一兵卒としての各駒は容易に寝返るが決して死なない(取った駒を使えるということ!)というルールは素晴らしい発明である。


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