本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

『もうええわ!』などとは芸人の言う言葉ではない!

2005-03-08 20:23:41 | 
 どうでもいいようなことが気になる、ということは、肝心要のことが疎かになっている証拠だろうか?あるいは本当は大切なことなのに、何故か当の本人の問題意識が希薄になっているため、どうでも良くはない筈のことがどうでもいいことのように感じられてしまうということなのだろうか?いや、しかし、こんなことを考え始めることがそもそも暇というか、生活感覚が鈍っている証拠なのかも知れない。

 若手お笑い芸人たちの(大抵は限られた時間内の漫才であるが)エンディングが最近気になって仕方がない。彼らのうち大半が『もうええわ』で終るのである。

 もうええわ? どういう意味だろう?
 吉本系のベテランが言っているのを聞いたことがあるから、恐らくはその受け売りなのである。
 みんながみんなこれを使うとなると、これはもう一種『文法化』しているようにも思えて来る。

 だが、私はこの言葉は本来お客が舞台の芸人に向かって発すべき言葉のような気がする。
 お前さんたちの芸はもうわかった。もういい。出直して来い。もうええわ・・・。

 舞台では、しかし、これを突っ込みがボケに向かって言う。お前のボケにはもう付き合っていられない。もうええわ。それで二人の退場となる。
 どこか違うような気がする。もうええかどうか、もう見たくもないかどうか、私はそんなことまで芸人に指示されたくない。ちなみに私の好きな『あるある探検隊』がそんな言葉で閉めるところは見たことがない。


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