本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

メディアの煽動は聞き流せ♪

2007-09-05 17:58:46 | 社会
今度は末端窓口での公金横領で、ご丁寧に納付記録まで抹消されていた。まるで「納付した記録なんてありませんよ。あなたの思い違いじゃありませんか」と疑問を抱いた人を追い返す算段を予め考えていたかのようにである。しかもこれは言わば『ノン・ローカル・セオリー=非局所・場の理論』であって、どこの県が特別にどうだとか言うのではなく、国中に蔓延した集団犯罪現象だから、我々はむしろここは腹を括り「これでもかこれでもかというメディアの煽動は適当に聞き流し」てかかる病理の根源を突き止める「事後策」の作業の方に力を注ぐべきではないだろうか。起きてしまったことは消し去れない。出来るのは後始末だけである。持続的に「怒り続ける」ことには多くのエネルギーが必要だから、怒りを爆発させるのは次の選挙まで取って置けばいい。その点、今朝の鳥越さんの指摘は慧眼だったと私は思う。社保庁と言えども別段、格別に詐欺常習者や犯罪予備軍を選りすぐって職員に加えたわけではない。年金制度自体が総体として(明治創成期の役人たちもそうであったように)、たまたまその窓口を担当した「普通の」人間がついつい「出来心」を起こし易い、誘惑に駆られ易い制度だったのである。つまりこれは制度の問題なのであって、我々にとっては、根気良く理詰めで行けば幾らでも改善出来る課題なのである。役人側のいわゆる「内部に甘い」裁定にしても、これは何も社会保険庁に限ったことではない。どこかの市役所も警察署も皆身内には甘い。すべてこれは、政は官と財に依拠し官は政と財に依拠し、財もまた政と官に依拠して「1.2%」の者達による支配を貫徹して来たことの弊害が、ここに一挙に噴出して来ているのである。経済同友会の何たらが今頃になって安倍ポンに「苦言を呈する」ポーズを取っているが、彼らはつい先頃まで軽井沢で避暑がてら安倍ポンに熱烈なエールを送っていたのではなかったか。安倍ポンは単に運と巡り合わせが悪かっただけではない。『忠米売国』の独裁者=小泉ポチが用意した最後のエースが安倍ポンだった筈だ。出るべくして出て来た最後の切り札が彼だったのである。「安倍を正面に立てればセンキョは勝てる筈」だったのである。それを考えれば世論の追い風に乗って桝添先生にはせいぜい頑張って戴くとしても、実は自民党や公明党の連中には真摯な自己批判抜きに安倍ポンを批判する資格など本来ないのだ。 . . . 本文を読む