本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

女流棋士会の分裂。

2007-04-12 18:32:18 | 囲碁・将棋
私は自慢じゃありませんが、中井広恵女流六段の娘時代を知っている。笑。というか、勝手に遠目から「ああ、あれが中井さんだな」と思っただけのことである。彼女はNHKの将棋番組に小学生の頃からしばしば出ていらしたから、お顔はよく存知あげていた。実際にお見掛けしたのは二、三回かな。今から20年くらい前になるが、私は中野駅北口のサンプラザで仲間数人と(←てかお師匠さん一人と弟子二人の置き碁二面打ちで)不定期的に『碁会』を催していたのだ。師匠は自称「定石初段・喧嘩二段」だったが、実力はもっとあったことを私は碁会所で現認している。私が自称五級で、友人は八級くらいだった。何故『中野サンプラザ』かというと、7Fだったか、図書館と上下して席料格安(50円か百円くらいだった)のフリースペースがあったからである。そこでは読書や勉強も出来たが将棋盤・駒も碁盤・碁石も用意されていて、私たちは備え付けのものを利用していたのだけれど、そこへ盤も駒も対局時計も多数持参で来ている若者の集団があったのである。総勢十人もいなかったように思うが、彼らの対局姿勢や手つきを見ただけで、彼らが奨励会の連中であることは一目瞭然だった。奨励会というのはプロになるための登竜門・養成所であって、男子の場合ここの三段リーグで好成績を上げないと四段(即ちプロ)にはなれないのである。彼ら奨励会有志の中で紅一点が中井さんだった。彼女は今六段だけれど、これは女流だけのシステムで六段になったのであって、男子に混じって三段リーグから四段に昇段したわけではない。今日はその中井さんがリーダーとなって、一部の女流棋士らが将棋連盟を飛び出したという話をかいつまんで辿ってみます。w . . . 本文を読む