本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

銃社会・アメリカ。

2007-04-17 21:50:50 | web・メディア
日本では秀吉の検地・刀狩り以来かどうか、民間人の銃火器所有はまず困難であるが、これが「銃社会・アメリカ」となると常に今回のような事態は起こり得るわけであって、聡明なる彼らにしてみれば言わば想定内の出来事である。米国に於いては、無法者・性格異常者等が周囲に遍く存在していることを前提として、「では武器なしでどうやって自分や家族の身を守るんだ!?」という議論の方が「誰もが手軽に銃を所持出来る社会こそが却って遥かに弊害や危険が多いのだ」とする議論に打ち克っているわけである。銃を規制されたら収入の道を狭められてしまう業界ロビィーストたちの暗躍ぶりもさることながら、先日も私が海兵隊による民間人虐殺事件に関連して述べたように、彼らアメリカ人は依然として「西部劇の時代」に生きているのである。「銃の文化」の伝統の上に立ち銃を持つことによって束の間の「安心立命」を買い、その結果時折は無垢な人々を銃弾の生贄として捧げるという社会が一体本当に好ましいのか否かは、アメリカ人自身が決めることである。アメリカが「銃社会」ならこの地球は「核社会・軍事兵器社会」であって、いつも言うように人類というのは自分で思っている程賢くはないのである。 . . . 本文を読む