フィクション『同族会社を辞め、一から出直しオババが生き延びる方法』

同族会社の情けから脱出し、我が信ずる道を歩む決心をしたオババ。情報の洪水をうまく泳ぎ抜く方法を雑多な人々から教えを乞う。

実家の片付けに思う

2017-09-18 14:23:33 | 美しく生きるという事

ついに、うちの子供全員独立した。

各自それぞれたんと荷物を残しっぱなしである。

恐らく誰一人片付けには来ないだろう。

子供とはそういうものだ。

使わないものは実家に置いといて、

すっかり忘れ去るのだ。

だが、私は出来れば独立の際、

きっちり始末しておくのが良いと考える。

何故なら、

親亡きあと、実家の片付けが待っているが、

その時に自分の使っていたものが出てきたら、

面倒じゃないかな。

どうしてこんなものとっておくんだよ!

と腹立てるかも知れないが、

それ、君達が残したものだよ。

片付けは年取るほど大変になってくる。

だから若いうちに済ませておく方が良いと思う。

 

私の実家には、私が中学生の頃読んでいた漫画がまだある。

懐かしいという気持ちと、

いずれごみとなる事を考えて、

ちょっと胸が苦しくなった。

 

多分私物はないと思うが、

もし出てきたら即刻処分しようと思う。

 

過去はもう切り捨てたい。

と言うか、

遺物だもの。

別世界だもんね。