横浜ランドマークタワーでお花見気分
スカイガーデンで18日から 今年は
桜などイメージした「レゴブロック」も
3/17(日) カナロコ
「空庭花見」のポスターイメージ
(三菱地所プロパティマネジメント提供)
横浜の地上273メートルに桜のフォトス
ポットが登場-。横浜ランドマークタワー
(横浜市西区)の69階展望フロア「スカ
イガーデン」で18日、イベント「空庭
花見」を開催する。4月7日まで。
【写真で見る】桜や和をイメージ
した「レゴブロック」
同イベントは今年で2回目。北東エリアには、
桜や和傘で装飾したフォトスポットを設置。
午後5時半からはライトアップも予定してい
る。今年初の試みとして、同エリアで桜や和
をイメージした「レゴブロック」も展示する。
周辺の桜の名所を記載した「みなとみらい桜
マップ」を配布するほか、限定チケットを
1900円で販売。購入者は、ノンアルコー
ルカクテル「桜&ベリーソーダ」がもらえる。
3月30、31日は、先着50組に匂い袋
「花かおりサシェ桜」が配られる。詳細は
同施設ホームページまで。
季節先取る「市民の花火」節目の10回目
伊勢原で5月、協賛呼びかけ
3/17(日) カナロコ
伊勢原の夜空を彩る「いせはら芸術花火
大会」(同市提供、2022年の開催から)
運営費を地元企業や市民らからの協賛金と
募金でまかない、「市民の花火」として親
しまれている「いせはら芸術花火大会」が
5月18日に開催される。今年で10回目
を迎え、市の担当者は「市民と行政が協力
する協働事業。季節を先取りする節目の大
会を盛り上げてほしい」と協賛を呼びかけ
ている。
花火大会は09年から始まり、新型コロナ
ウイルス禍での中止などを経て節目の年を
迎えた。市民を中心とした有志による実行
委員会の主催で、内閣総理大臣賞の受賞歴
がある愛知県の煙火店が打ち上げを担う。
会場は市総合運動公園自由広場(同市
西富岡)で、午後7時半から打ち上げ。
小田原駅周辺に21年ぶり映画館、
20日開業 復活夢見た実業家の
遺志継ぎ 「臨場感はシネコン以上」
3/17(日) カナロコ
20日に小田原中心市街地では21年
ぶりに復活する映画館「小田原シネマ館」
の鈴木伸幸館長(右)と蓑宮大介支配人
=小田原市栄町
20年以上前に街中の小さな映画館が
姿を消した小田原駅周辺で、市民手作り
のミニシアター「小田原シネマ館」
(小田原市栄町)が20日に開業する。
映画好きでも知られた地元の実業家・
蓑宮武夫さんが映画館復活を夢見て奔走
したが、志半ばで急逝。遺志を引き継い
だ仲間たちの手で開業までこぎ着けた。
蓑宮さんが掲げた「人々が出会い、文化
と触れ合うことができる映画館」の夢が
間もなく“ロードショー”の日を迎える。
【写真で見る】
在りし日の蓑宮武夫さん
同駅東口から徒歩5分。目抜き通りから
抜けた雑居ビル街の一角にレトロなたた
ずまいのシネマ館がある。ビルの1階部
分だけのささやかな劇場に160インチ
のスクリーンを備え、客席は40席だけ
だ。
それでも「音響設備はシネマコンプレッ
クス(複合映画館)と同じ。劇場が狭い
分、音が響くので臨場感はシネコンより
上」と胸を張るのは鈴木伸幸館長。FM
おだわらの社長も務め、音響は小さな映
画館の一番の自慢だ。
同駅周辺の映画館は1980年代には
8館あったが、ビデオの普及や映画産
業の衰退を背景に廃業が相次いだ。
最後まで残った老舗のオリオン座も
2003年に閉館し、現在は郊外に
シネコン2館が残るものの、昔なが
らの「街中の映画館」は姿を消した。
鈴木館長が古くから付き合いのあった
蓑宮さんから「映画館を復活したい。
予定地のビルを買った」と告げられた
のは21年ごろ。「映画館がもうかる
わけがない」と猛反対したものの、強
引な蓑宮さんの語る壮大な夢に期待す
る気持ちもあった。「どうせ聞く耳を
持たない。小田原で自分以上に音響に
詳しい者もいないし、どうせならちゃん
とした映画館をつくってやろう」
地元では「みのさん」の愛称で親しま
れた蓑宮さんは元々、電機メーカーの
エンジニア。退職後の12年に再生可
能エネルギー導入を進める「ほうとく
エネルギー」の社長に就任し、傍らで
19年まで続いた小田原映画祭にも長
年携わった。
小田原シネマ館
式典に富野由悠季さんら
『ガンダム』3部作上映も決定
タウンニュース
3月20日にグランドオープン
する小田原シネマ館
構想から6年をかけ建設が進められて
きた小田原シネマ館(小田原市栄町)
が3月20日(水)、グランドオープン
を迎える。セレモニーにはアニメ原作
者・監督の富野由悠季さん(小田原ふる
さと大使)の参加も決定。「街中の映画
館」がいよいよスタートする。
同館を運営するのは小田原シネマ株式
会社(古川達高社長)。名誉館長に、
小田原市でもロケ撮影を行った映画
『二宮金次郎』の監督・五十嵐匠さん、
同作品に出演した合田雅吏さん(小田原
ふるさと大使)、田中美里さんの3人が
就任する。
20日のオープニングセレモニーは、
報道関係や招待者向けに開催。富野
さん、五十嵐さん、守屋輝彦小田原
市長、同館・蓑宮大介支配人らが
テープカットを行う。
21日(木)から通常営業を開始。富野
さんが生みの親のアニメ『機動戦士ガ
ンダム」』の劇場版3部作を、第1作
から3作まで約2週間ごとに連続上映
することも決定した。ほかオープン当
初の上映作品は『ジョゼと虎と魚たち』、
『二宮金次郎』、『Moonlight Club
in LOVE』。
チケット一般2千円でシニア、学生料
金もある。営業時間午前10時〜午後9
時(上映作品により異なる)。火曜休
館。上映作品や時間はホームページ
(https://odawara-cinema.jp/)から。
鴨宮中
壁画作品を2枚制作
地元芸術家とコラボも
タウンニュース
壁画を手掛けた小林さん(上・中央)、
後藤さん(同右)と完成作品
小田原市立鴨宮中学校(永山健治校長)
が昨年11月から進めてきた「壁画復活
プロジェクト」。完成した2枚の壁画が
3月1日、正門から入って左右にある南
館と体育館の壁に取り付けられた。
プロジェクトは校内環境整備を進める中
で、3年前に経年劣化を理由に壁画が取
り外された南館の壁にもう一度飾ろうと
企画。さらに「生徒が両側にある壁画に
迎えられて温かい気持ちで学校に来れる
ように」として、体育館側に新たな壁画
の制作を小田原市在住でアート作家の
小林真澄さんに依頼した。
南館側の作品は全校生徒から応募のあっ
た32作品から選出された後藤萌桃さん
(3年)の原画をもとにして飾られた。
テーマは旅立ち。翼を広げた鴨の絵は
一人でも勇気を持って羽ばたいて欲し
いという願いが込められ、校訓の眞善
美の文字は様々な形になれる水で表現。
校訓から学んだことを生かして未来に
向けて変化してほしいという思いで描
かれた。後藤さんは「未来の鴨宮中の
生徒にも見られる作品なので、選ばれ
てとてもうれしかった」と話した。
体育館側に飾るもう1つの作品は小林
さんと全校生徒がコラボ。小林さんは
文字だけを使って絵画を描く「かくれ
文字絵」を手掛けている。プロジェク
トでは全校生徒から「未来の鴨宮中学
校生徒に伝えたい言葉」を集め、その
中から「楽しい」「笑顔」など選ばれ
た30の言葉を使って作品を制作した。
永山校長は「小林さんとつながりがあ
って出来たプロジェクト。生徒も人と
のつながりを大切にしていただきたい」
と話した。
小田原市長選事前説明会
2陣営が参加
加藤氏、守屋氏 再戦の公算
タウンニュース
市役所で行われた説明会
任期満了に伴う小田原市長選挙(5月
12日(日)告示、19日(日)投開票)
の立候補予定者事前説明会が3月12日、
小田原市役所内で行われた。
この日は前市長の加藤憲一氏(59)と、
現職で2期目を目指す守屋輝彦氏(57)
の2陣営が出席した(表明順)。
会場では選挙管理委員会、小田原警察署、
市内郵便局の担当者から、告示日に行う
立候補の届け出や選挙運動費用の公費負
担、選挙運動の方法や注意点などが説明
された。事前説明会に出席しなくても立
候補できるが、現時点で2氏のほかに表
立って市長選への意欲を示す人の声は聞
かれず、このまま一騎打ちとなる公算が
高い。
前回の同市長選(2020年)投票率は
46・79%。両者の激戦(結果544票差)
により前回選挙よりも投票率が5ポイント
上昇した。小田原市の有権者数は24年3月
1日時点で15万9815人(男性7万
7373人、女性8万2442人)。
(3月13日起稿)