昨日の同窓会、前回は二次会に参加しなかったのです、今回も参加するつもりはなく案内状にもその旨記載しました、しかしある女子に半ば強引に連れて行かれて参加、だが参加する場合は本会の費用を払うときに一緒に払わなければならないのです。
「お金払ってないよー」
「だいじょぶだいじょぶ、へーきへーき」
豪快かつ強引である、そこで彼女と仲の良い女子(この女子は何度か飲みに行ったことがある幼馴染)に聞いてみた、
「大分メートル上がってるみたいだな」
「うん、上がってる」
すでに大分時間が経っているにも拘らずこの時点で「この子、誰だっけ」状態、そこでその仲の良い女子に聞いてその名前を思い出しました、でもいくら顔を見ても面影を見出せないのです、同姓同名で字まで同じ女子がもう一人いたが背格好もまるで違っていたからそっちじゃないことは確かなのですが・・・、それにその女子はお大尽の子だったので東京の中学校に行ったはずなのです。
本会だけでは積もる話も収まり切らず二次会へと繰り出したのですがここでは予想通りお座敷形式です、苦手なのですが互いの距離がぐっと縮まり互いの顔がよく見えて話も弾みます。
たまたま当時マドンナ?と言われていた女子の前に座ることになりました(相変わらず美人である)私にはすぐ分かったのですが彼女はこっちが誰だか分からないようです、そこで名前を言うと合点が行ったらしく話が弾みだしました、小学6年のときは同じクラス、スマートフォンにそのときのクラスの卒業写真が入っているので見せたところ大騒ぎです。
家も比較的近くで彼女いわく私の父親の印象が強く残っていて子供心にまじめでいつも一所懸命なお父さんだなと思っていたそうです、いわく「お父さんに本当によく似てきたわね」と言われました。
二次会では前出のメートル女子、どこか別のところで飲み始めました、そして二次会もお開きになりなんと三次会へ・・・・・。
年寄り男女の酔っ払い集団が道を半ば占拠してどこに行こうかと・・・、やがて二つのグループに分かれてそれぞれ違う道を通って駅へと向かいます、駅前の信号で当然の如くばったり遭遇、件のメートル女子が私を見つけて「あーら」とばかりに近寄ってきてなつき出しました、スナックに入りカラオケが始まるとメートル女子は踊り出し、お開きになるまで踊りっぱなし。
別の女子(彼女の亭主はたまに自分が行く居酒屋のママの別れた亭主、また彼女はかなりグラマーで当時注目の的)が
「彼女のような格好は私たちにはとても出来ないわ」
と言っていました、そう、スマートで小柄で2,30代の装いなのです、そんな装いでも違和感がないのです、身のこなしも同年代には思えないのですよ、聞くところによると年寄り相手に運動を教えているとのこと。
ちょっと休憩のために席に戻るとこちらを見て泳ぐようにこっちに来ようとするが音楽が鳴り出すとまた踊り始める、そしてお開き直前になって私の脇に来たので
「いつもこうなの?」と聞くと耳元で「今日はまだ大人しいほう」
だそうです。
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幼稚園のときの写真もスマートフォンに入れてあったのでみんなに見せたところ三次会に出た連中の4人が同じ幼稚園でその卒園写真を見てこれも大騒ぎ、ある女子は「ここで幼稚園のときの写真が見られるとは思ってもみなかった」と言っていました。
この女子は大柄で本当にまじめで人の面倒見がよくとてもやさしかった、この女子の名前が皇太子の一人娘と同じ、皇室で着けられる名前は一般的な読み方をしない場合がほとんどで「愛子」という名前でそのまま「あいこ」と読ませていたのがすごく嬉しく大好きな名前なんだと言ったらとても喜んでいました。
PS,
前回のときかなりのへヴィースモーカーの女子がいたので今回会ったら「タバコは止めろ」と言ってやろうと思っていたのですが来ていなかったのです、そこで訊いてみると昨年遅くに亡くなったそうです、原因は「がん」でした。
中学校を卒業してすぐ理容学校に行き自力で店も持った努力家でした。
合掌。