よねの備忘録

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NHK 視点論点 「揺れるJR北海道」

2017-02-26 17:18:01 | ほっかいどう

2/23(木) 早朝4:20~4:30
 NHK総合 視点論点 「揺れるJR北海道」
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よねは、この番組の後半を、生でみました。

この番組の動画を、ようやく見つけて、視聴することができました。
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JR北海道は、経営危機により、全路線の半分を維持できないとして、
全路線の半分を、廃止・バス転換案や、地方自治体に線路の保守点検を
委ねるという、上下分離案を打ち出しています。

JR北海道が切り捨てようしている路線には、稚内、北見、網走、根室と
いった地域の中核都市が含まれています。
これらの都市は、東京と空路で結ばれていることから解るように、
地理的に、非常に重要な位置を占めており、「赤字だから廃止やむない」では、
JR北海道は、公共交通機関の役目を放棄したと思われても、
しかたがないでしょう。
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視点論点 「揺れるJR北海道」は、
鉄道ジャーナリストの梅原淳氏による解説です。

JR北海道は、人員削減や運賃収入の増加の努力を怠っていたわけではない
としています。国鉄民営化前の1987年と、2016年を比較して、
人員は1万3千人から7000人へ削減し、鉄道事業による収支も
9600万円から1億3000万円に増えているからです。

梅原氏は、JR北海道が切り捨てようとしている路線を守る案として、
運賃の値上げを提言しました。

 運賃を1.09倍にすれば、鉄道収支の赤字は解消でき、
 運賃を1.22倍にすれば、線路保守や車両更新に必要な
 年間90億円をねん出できます。

 他の交通手段と比較するため、JRと札幌市営地下鉄が
 同じ駅を通る、札幌-新札幌間の運賃を比較してみました。
  現行は、JRは260円、地下鉄は320円です。
  仮に、JRを1.22倍値上げしたとしても、310円か320円。
  充分にリーズナブルな値段と言えます。

JRの運賃は、国による許認可制で、JR間で「横並び」と
なっているようです。
しかし、地方中核都市を守るためのコストが、
梅原氏の提言するような、1.22倍程度の値上げであるならば、
札幌圏の住民であっても納得してもらえる気がします。

廃止、廃止の議論前に、値上げの議論がされても良いと考えます。

コメント
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