よねは、最近、「塾の先生」のブログをみています。
やはり、現場の人の言うことは面白い。
(ちなみにNブログの中の人も「現場の人」です。)
3日前、トンデモナイ現実を目にしました。
あるブログで「函ラサールから2008入試がスタートした。」という記事を
目にしました。
北海道には、中高一貫の進学校は2つあります。
そこでネットで調べてみると、
中学受験:東京の大手塾・偏差値
A校-偏差値50(北嶺中学)
B校-偏差値60(函館ラサール)
ところが、大学受験ではA校がB校を圧倒していました。
A校の実績は偏差値70の「開成」に接近しています。
(1学年あたりの東大・医学部への進学割合が、1/3でした。)
A校は、従兄弟が通っていたので、特別に良い指導をしていないことは
分かっています。
偏差値60のB校を上回るのは、
62「ラサール(鹿児島)」、65「東筑(筑波大付属)」、
68「麻布(東京)」、70「灘」「開成」ぐらいでしょうか。
A校とB校の違いは、ただ一つ。
A校-試験会場が北海道内のみ。
B校-東京にも試験会場がある。
つまり、東京の「大手塾」に通っている生徒には、
A校は「受験対象」ではなく、B校が「受験対象」であるのです。
それは、在学生のうち関東出身の子の割合にも現れています。
この現実をみると、過酷な中学受験は「精神的スタミナ」を消耗して、
その後の学習に有害なのだと思います。
「箱根駅伝」で棄権ないし、大ブレーキをおこしたランナーと
だぶってみえました。
A校を受験する生徒は、「中高一貫校」はいいな、と思った親子が受験しただけで、
過酷な中学受験用の訓練はしていません。
「精神的スタミナ」が消耗していないこと、「劣等感」をもっていないこと、
それで、A校の生徒は「素直に」伸びています。
よねは「都会の有名中高一貫校」には勝てないと思ってましたが、
「意識格差」に捉われていたようです。
自分の目に見えなくて、「ブランド」がある相手は、自分より上にみえますもの。
よねは「大学受験の8合目」までは到達しましたから、
そこから下の景色はよく見えます。
その目線から見ると、「中高一貫校」の中で、最終的に私の上をいくのは、
一部であることが分かりました。
よねは、中学受験でも高校受験でも、「難問対策」はしていません。
その年代で身につけるべき「基礎」が分厚かったのです。
よねは、高校時代は学習時間が少なくて、現役時は負けました。
その中で、高2・高3で「やり直し(高1・高2の基礎)」をやっていたのが、
浪人時の「伸び」の原因です。
なっきさん、松さん。
それぞれの方針は正しいと思います。
地方だから、都会の争いに巻き込まれなくて済むのです。
地方と都会の差は「情報」なのですが、ネットで解消できます。
どこにもリンクを貼ってないこのブログを探し出されたのは意外でした。
隠すつもりはないけれど、宣伝する気は皆無でしたもの。
「塾の先生」のブログを探すと面白いですよ。